ホシからみた紅一点 ページ24
.
こんなんじゃダメだ
この振りもちょっと違う
HS「はぁ...クソッ」
今日は1人でダンスの練習をしたくて、周りには誰もいないからこんなだっさい姿は誰にも見られなくてすむ...
「あちゃ、床に寝っ転がってると身体が冷えちゃうぞ」
Aヌナを除いてはだけど。
本当はヌナにはカッコいい姿だけを見せたいけど、練習生の頃からこんな感じ...
今さらカッコつけることのほうがださくみえる。だからこのヌナにはかっこつけてもしょうがないってこと
「はいはい、どうせまだ帰らないと思うので休憩ね!!ほれ、ホシ専用ヌナデリバリーだよ!お食べ!!ヌナの手作りだ!」
いつの間にかご飯が並べてあって、じゃじゃーん!って効果音が出てきそうなほどヌナは両手腕を広げて満面の笑みでこっちを見ていた。
HS「ありがとヌナ...って...え...」
ヌナが作ってくれたご飯、一口食べてびっくりした。
オンマの手料理に味がそっくりだったから...
「ふふふ〜、実はねホシオンマにいろいろレシピきいてて、こっそり練習してたんだよね!これなら忙しいときでもたくさん食べてくれるかなって!」
ヌナはいつもこういうときに救いをくれる存在だ。
実力はもちろんのこと、パフォチには中国からきた2人もいてマンネもいて、俺だってまだまだ未熟者。パフォーマンスの要としてはもちろん、俺たちには絶対ヌナが必要だと強く思った。
ヌナのチームを決めるときジフナとすっごい揉めたけどなんとか納得してもらってパフォチに迎え入れることができた。
「ホシヤー!元気でた?」
HS「ものすっごいでた」
「よかった!ってことであと2時間頑張ることを許そう。そのあとは絶対帰るからね?」
まだできると言いたいところだけど、自分のことは自分よりヌナのほうが知ってると思うから素直に従う。
HS「できれば相談乗りながらダンス進めたいんだけどさ...」
「もち!」
俺の提案もすんなり受け入れてくれたヌナはスマホでなにか打ったあと、ストレッチの準備をはじめた。
「ん?大丈夫、大丈夫。ジョンハンだから!」
HS「ならいっか!」
本当は怖いけど、ヒョンなんだかんだヌナと一緒にいる時間が1番長いんだから今日ぐらいい許してくれるよね?
(その後宿舎に帰ったらジョハニヒョンに小言を言われないかビクビクしてたけど、俺たち2人をみて何かを察したのか肩をポンってされた。ヌナはもちろんだけどヒョン達にも敵わないなって思ったのはここだけの話)
447人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にーの | 作成日時:2022年9月7日 20時