痩せて見返してやる！！！ (ページ10)

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〔ホシside〕

長かったツアーライブが終わり俺達は今人通りの少ない所に来ている。

WN ｢夜にこんなとこ来て何するの？俺寒い｣

MG ｢ウォヌヒョン寒いですか？これ着てください｣

ウォヌが縮こまって震えながら呟くとすかさずミンギュがスングァンの上着を奪い取りウォヌの肩にかける。

SG ｢ちょっと！僕の上着取らないでくださいよ！僕が寒い！｣

ミンギュは華麗に無視をする。さすがに可哀想だ。だが誰もスングァンを助けようとはしない。

…可哀想の一言に尽きる。

俺はそこまで寒くないし、しょうがない。

スングァンに上着をそっとかけてやると涙目でずっとこっちを見てきた。

SG ｢ホジヒョン愛じでまず…｣

｢ははっ、鼻水拭けよ！｣

ずるずると鼻を啜っているスングァンはこっちを見ながら俺の上着にくるまっていた。

ウルウルとした目はなんだかプリクラみたいで思わず笑ってしまった。

だが寒くないといっても今は冬真っ只中。

上着を来てない俺の体はさすがに冷える。

｢体温めるためにも踊るか！｣

俺が大きな声を出すとみんなは｢それいい！｣と言いながら各自好きなように踊り出す。

踊っているとマンセの音楽が聴こえてきた。どうやらウォヌがかけたらしい。

寒いとか言いながら乗り気じゃん。

音楽が流れてくるとそれに合わせて自然と体が動く俺達は完璧に、そして楽しく踊りきった。

MG ｢あれ？｣

踊り終わるといきなりミンギュが一定の方向を見ながら声を発した。

皆もつられてその方向に目を向ける。女の子が2人、こちらを見ながら何か話している。

JH ｢…サセン？｣

WZ ｢そうかも｣

ハニヒョンがぼそっと皆に言う。ジフンがそれに賛同した事により途端に楽しかった雰囲気は悪くなり、女の子たちが動いた時にハニヒョンは叫んでいた。

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