痩せて見返してやる！！！ (ページ7)

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私はきっと疲れてるんだ…こんなところにセブチがいるわけない。

そうだよ、よく考えてみてよ。今日ライブがあって疲れてるはずなのにこんな夜中に道端で踊ってるはずないじゃん。

HR ｢A！聞いてる？｣

さっきからヘリがなんか言ってるけど目の前で起こっていることがありえなさすぎて全然聞いてなかった。

｢ごめん聞いてなかった、何？｣

HR ｢その…声、かけてみない？｣

一瞬ヘリが何を言ったのか分からなかった。これは夢だと思い込んでもやはり現実だ。

｢な、何言ってんの。みんな疲れてるんだし…やめたほうがいいよ｣

なんて口では言っているが私も声をかけたかった。だって大好きな人が目の前にいるんだよ？冷静ではいられなかった。

HR ｢でも…こんな機会2度とないよ。これ逃したらもう会えないかもしれないんだよ。大袈裟だけど…ライブだってあんないい席なかなか当たらないよ。サイン会も時間が少ないし。｣

ヘリの言う事は正論だった。だけどセブチの皆だってプライベート邪魔されたくないだろうしCARATだってセブチに会いたいと思ってる。

でも、ほんとにこのまま声をかけないで良いのかな？きっと後悔するだろう。

自分の中の天使と悪魔が出てきてどちらにしようか葛藤していた時、セブチの動きが止まった。

ダンスが終わったようだ。

MG｢あれ？｣

ヘリが声をかけるタイミングを伺っていた時、輪の中から声が聞こえた。

…この声はミンギュだ。

どうやら私たちが声をかける前に向こうが私たちに気づいたようだ。

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