痩せて見返してやる！！！ (ページ34)

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それからの毎日は、ダイエットばかりだった。1日3食＋間食から1日2食に減らし食べるものは主にサラダ。とりあえず炭水化物を抜きヘルシーなものを食べるようにした。

最初はもうほんとにお腹が空きっぱなしで何度も、"痩せる！"という張り紙を無視して冷蔵庫を開けようとした。

だけどその度にセブチ皆の顔が浮かんで一歩手前でなんとか踏ん張った。

今では1日2食サラダ生活でもお腹いっぱいになるくらいだから我ながら結構頑張ったと思う。

だけどやっぱり欲に負けてしまう事も多々あり、老若男女世界中の皆に愛されるお肉を食べてしまったことだってあった。

そんな日には縄跳び100回だ。これがもう想像以上にしんどくて、だけど痩せてるな～という実感は湧いた。

何度か宿舎に誘われたが、皆を驚かせたくて毎回理由をつけて断っていた。ヘリは行っていたらしい。どんだけ会いたいんだよ。

とまあどんどん時は過ぎ、いつの間にか高校を卒業していた。もう大人だ～なんて言ってその日はヘリと一緒に調子に乗ってお酒を呑んだ。

忘れられない夜になった。本当に気持ち悪くて、飲まなければよかったと後悔した。ヘリがベロンベロンに酔った時、

HR ｢あんた痩せたね！ほんとに痩せたわ、下手したら私より細いかもよ。いやぁ皆もびっくりするだろうね～あぁ私のAこんなに可愛くなって～あいつらに取られるぅ～私のA～あああぁぁあぁあああ！｣

そう言って泣き出した。うるさいし何よりもめんどくさい。そんな事を思いながらも介抱してあげる私ってほんとにいい子だわ。

ヘリの背中を一定のリズムで優しく叩きながらもう一方の手で頭をヨシヨシしてあげているとヘリが静かになった。

見てみるとヘリは気持ち良さそうに寝ていた。ヘリを引きずって布団に入れてあげると、ミンギュオッパ…と寝言を言っていた。

お前ら私が知らない内に何があったんだよ。

さっきヘリが言ってくれた事を思い出す。ダイエット中あまり鏡を見ないようにしていた私。洗面台に行き鏡と向き合う。

｢痩せた…のかな？｣

見ないようにしていたと言っても日常生活の中で絶対に見ないなんて事はないからあまり変化は分からなかったけどそこら辺のアイドルと同じぐらいには細くなっていた。

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