痩せて見返してやる！！！ (ページ22)

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｢お、お邪魔します…｣

JS ｢はいどうぞ｣

呟くように言って家の中に入る。玄関にはたくさんの靴が散らばっていた。

その靴達をガン見しているとジスくんが

JS ｢やっぱ大人数だから…汚いけどごめんね｣

と眉を下げながら困ったように謝ってきたのですぐに罪悪感が押し寄せてくる。ああ、ジスくん、違うの。ごめんね、そんな顔しないで…

JS ｢上がっていいよ｣

ジスくんは私が靴を脱ぐのを待っていてくれた。紳士だわ…とまたジスくんを好きになる。

靴を揃えてもう1度お邪魔しますと呟くとジスくんももう1度はいどうぞと笑って言ってくれた。

広い宿舎の中を歩きリビングらしきドアの前で止まると中からは声が聞こえた。ヘリの声もちらちら聞こえる。あいつ何してんだよほんとに…

何故か深呼吸を繰り返す。てかまずなんで私セブチの宿舎に来てるの？と思っていたらジスくんがリビングのドアを開けた。

え、待って！まだ心の準備が…！！

なんて言えるはずもなく中に入っていくジスくんにただ黙ってついて行く。

HR ｢あ！A～！遅いよ何してんの！｣

一番にヘリが私たちに気付いて大声でそう言うもんだからセブチ皆が一斉にこちらに目を向ける。

13人全員お揃いのようで。オーラが凄…くなかった。すっぴんでだらしない格好してお菓子を食べている。この方達も人間だもの…アイドルとは言えかっこ悪い時だってあるわよ…

それより、

｢あんたが何してんのよ！帰るよ！｣

ヘリはなんと図々しい事に、一緒になってお菓子を食べていた。いやまじで何してんの。まだ帰りたくない～なんて言っているけど私にだって常識はある。

T8 ｢君たち今来たばっかじゃん｣

ミンハオがそんな事を言うが関係ない。

｢だいたい！ミンハオさんのせいですから！なに私達が自らここに来たみたいな言い方してるんですか！アイドルなんだから危機感持ってください！｣

SG ｢え～！まだいなよ～！｣

DK ｢あのSEVENTEENの宿舎だよ～？もっと喜んでよ！｣

HS ｢来てすぐ帰るなんてもったいないよ～｣

ブソクスンがほざいているがそんなの聞こえない。

HR ｢まだい｢ヘリは黙ってて｣ …はい。｣

するとジスくんが悲しそうに笑って言った。

JS ｢話したい事あるしまだ帰って欲しくないな…｣

｢喜んで居座ります｣

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