痩せて見返してやる！！！ (ページ20)

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…気に入った？ミンハオが私を？え、どこに気に入る要素あったんだ、この人とことん分かんないわ。

そんな事を思っているとミンハオが私の携帯を取り出して操作し出した。普通見ず知らずの女の子の携帯扱います？ありえない。

でも返してもらえるかもしれないので私は黙ってミンハオの行動を見ていた。人の携帯で何してんだよ本当に。

T8 ｢できた、はい。僕の連絡先入れといたから｣

携帯は無事に返ってきた。返ってきたけど今なんて言った？

“僕の連絡先入れといたから”

……。

｢…は、はぁああ？えっ？え？ちょ、仮にもアイドルですよね？そんな緩くて良いんですか？いつか詐欺にあいますよ！？｣

T8 ｢そんな事より宿舎行くからついてきて｣

そう言ってミンハオは宿舎とやらに向かって歩き出す。

てかそんな事！？そんな事って何！？普通アイドルが一般人に連絡先教えちゃダメでしょう！しかもペンに！！大事な事なのに、“そんな事”で片付けちゃうんですか！？

とりあえず帰りたい。この人といると疲労が凄い。一気に老けた気がする。

｢ヘリ帰r……ああ、ですよねうんもうそうなることも分かってました｣

ヘリがいた方向に顔を向けるとヘリはジュンピとミンハオについて行っていた。完全に宿舎に行く気だわ。両者共に危機感無さすぎじゃない？？

自分の手の中にある携帯を見るとそこには｢ソミョンホ｣の文字と電話番号。本当に連絡先入れたんだ…

もうこうなったら私も行くなしない。今日何回目かも分からないため息とつくと私は3人の後を追いかけた。

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