痩せて見返してやる！！！ (ページ13)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:74,013 hit

13 ページ13

.

｢あ、そういえば私の携帯知らない？｣

痩せる宣言をしてから約49秒。ヘリは私に見せつけるように美味しそうにご飯を食べている。私はもうすでに心が折れそうだった。

今すぐにでも食べたい。だけどそんな一瞬の欲に負けたら痩せる事は一生できないだろう。我慢だ。

欲をかき消すために、なくなった私の携帯の行方をヘリに聞く。

HR ｢Aの携帯？知らないけど…なくしたの？｣

嘘…私てっきりヘリが持って帰って来てくれたと思ってた。

｢え、じゃあどこにやったんだろう…昨日ホテルに帰ってきてから探したけどなかったんだよね、落としたのかも。｣

ヘリはそれやばいじゃんと言いながら食べるのをやめて探してくれるけどやっぱり見つかるわけもなく。

携帯がなくなったというのに私はそれほど焦ってはいなかった。今はただ痩せる、それだけしか頭になかった。

｢ヘリもういいよ、ありがとう。それより話って言ってたけど…昨日のことだよね？｣

まだ探し続けてくれていたヘリにお礼を言って私が起きた時に言っていた事を聞き返す。

HR ｢ああ、そう。昨日A追いかけて帰ろうと思ったんだけど、その…｣

おうどーしたどーした、ヘリの顔が赤いぞ。

HR ｢歩き出した時に、スニョン君に手を…ふふ｣

｢え？なに急ににやけ出すのやめてくんない？ぱぱっと話してよ｣

ヘリが何故かにやけ出しなかなか話が進すすまないからすごくもどかしい。早く話してくれ。

HR ｢昨日ね、スニョン君に引き止められたの。手握られたよ、すっごいドキド…ごめん。いや、それで引き止められて何言われるかと思ってたら謝られたんだ、Aにもごめんって伝えてって言われたからさ。｣

どうやら、ヘリを置いていきなり走り出した私を追いかようと歩き出したヘリの手を取り(ここ大事)スニョン君が引き止めたらしい。それでサセンと疑った事、そしてジョンハンが私にデブと言った事を謝った、ということらしい。

なにそれ、クォンスニョンめっちゃいい奴やんけ。

.