番外編��-4.友達というものは ページ34
ソクミンside
できる限りの全速力で屋上に向かえばそこにはAがうずくまっていた。
この学校は校舎が3つに分かれており
校門から一番遠い校舎の屋上は使う人が全然いなくて
僕やミンハオが暇つぶしに使ったりAが一人になりたいときに使うことが多い。
いまもこうやって華奢な肩を小さく震わせて彼女は静かに泣いていた。
SM「A･･･」
そばにいけばびくっと反応してこっちを向く。
目は真っ赤になっていて、誰がどう見ても泣いていたのがわかる。
「ソクミナぁ･･･」
珍しく子どものように僕の名前を呼んで抱き着いてきたA。
小さい時はそうやって泣きついてきたこともあったっけ。
SM「よしよし、どうしたの。心配したじゃん。」
「オッパが･･･オッパが･･･っ」
ぐずるAはなかなか上手く話せないみたいだけど
なんとなくミンギュ達の話を聞いていたから様子はわかった。
「っっ･･･っく･･･っ」
SM「焦らなくて良いから、ゆっく〜り呼吸しようね。大丈夫、僕がいるよ。」
凄い勢いで泣くもんだから、時たま息が詰まるAの背中を
優しくさすってあげるとだんだん落ち着いてきた。
少し落ち着けば、なにがあったのか話してくれた。
「心配かけてごめん･･･。」
SM「ううん。Aになにかあったんじゃないかと思って焦ってきちゃった笑」
「･･･う･･･う･･･、」
SM「え、なに？どうしたの？えっ?なんでなくの？えっ？？」
突然また泣き出してしまったA
「ソクミン達と話せなくて寂しかったよ〜〜〜っうえーーん････」
SM「うえーんって･･･笑 僕もみんなも寂しかったよ。おいで」
そういってまた手を広げれば遠慮なく飛び込んでくるA。
久しぶりのこの感じに安心する一方で
Aを中途半端に傷つけて泣かせたヨンジェ先輩を許せなかった。
SM「A、帰りにヨンジェ先輩のところいこう。」
「えっ･･･？」
SM「これ以上、一緒にいてもAが傷つくだけだよ。」
「うん･･･そうだよね？うん･･･」
SM「大丈夫、僕もミンギュもハオも連れて行くから。」
「本当に？」
ついていくと言えば途端に安堵した表情に変わるA。
そりゃあこの状況に3年の階へ一人で行くのは不安すぎるだろう。
それにAだって十分ほかの先輩から狙われているのに
ノコノコ一人でいかせるわけがない。(行かせたらあの二人が黙ってない)
先輩の顔みて我慢できるかな。
番外編��-5.友達というものは→←番外編��-3.友達というものは
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 391人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
uYu(プロフ) - umaさん» uma様 暖かいコメントをありがとうございます(T＿T)頑張れそうです！ぜひまた読みにいらしてください♪ (2020年4月22日 16時) (
レス) id: 2f36dc7473 (このIDを非表示/違反報告)
uma - めちゃめちゃこれ好きです！完結するまで読み続けます！！更新頑張ってください！楽しみにしています(*^^*) (2020年4月21日 19時) (レス) id: 4f7a5723f3 (このIDを非表示/違反報告)
uYu(プロフ) - ayaa_txt_bmg23さん» コメントありがとうございます!おおお!伝わっている方がいて嬉しいです^^詳しくはないんですけど、プロミちゃんの曲が好きでよく聞いているんです♪!!ぜひまたいらしてください!お待ちしております^^ (2020年4月14日 22時) (レス) id: d4f982c911 (このIDを非表示/違反報告)
ayaa_txt_bmg23(プロフ) - もしかしてですけどプロミ好きですか？？97s出てきてすごい嬉しかったです！！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年4月14日 18時) (レス) id: 67634396dc (このIDを非表示/違反報告)
uYu(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。様 コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけて光栄です…(´･･`)更新頑張ります！ぜひまた読みにいらしてください！！ (2020年4月13日 10時) (レス) id: 2f36dc7473 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：uYu | 作成日時：2020年4月9日 0時
