きみの考え ページ38
ジョシュアside
A「また衣装をやりたい」
Aからご飯に行こうと誘われ2人でよく行くイタリアンのお店に来て言われた言葉だった
数ヶ月前から何となく言っていたから知ってはいたけどどうにかこうにかはぐらかしてきていたがそれも限界のようだった
僕は反対だと正直に伝えた
その後2人であーだこーだ2時間以上「やる」「ダメだ」の討論を続けていたが先に折れたのは僕だった
といっても許可を出したのではなく、「クプスがやっていいと言うなら」に収めた
Aもその言葉を聞き「絶対だめって言うじゃんか」と不満を残していたが僕もごめんねなんて思いで彼女の頭をそっと撫でた
クプスの説得には僕もついて行き、3人でその会話を続けた。
と言っても僕はもう散々離したから2人がヒートアップするのを抑える役割
2人は練習生期間が長く一緒にいた時間が多いから本当に兄妹というかもう親子のようにお互いがお互いをなんでも許している為言い合いとなれば容赦がない
SC「お前はなんでそんなに頑固なんだ。別に今の状態だっていいだろ？俺は満足してる」
A「そんなのわかってるってば。でも出来ることがあるのにやらないなんておかしいじゃんか」
SC「正直、お前が活動できなかった期間は会社が衣装やら舞台演出やらやってたんだぞ？復帰してから今までだってそうだっただろうが」
A「それが悔しいと思ってるからやりたいって言ってるのになんでわかんないのよ」
とまぁお互い1歩も譲らない長い戦いの末負けたのはクプスだった
SC「わかった、お前がそんなにやりたいなら俺はもう反対しない。その代わりお前が自分で同い年のヤツらを説得したらな」
最大の難関を出したクプス
正直、僕もクプスもなんだかんだ言って可愛い妹だから甘い
だが、あいつらは別で同い年なこともあってダメなものはダメだと絶対に譲らないし5人全員見せないがプライドが高いため同い年相手には折れることは絶対にしない
A「くそ、あいつら出してくるなんて卑怯だ」
なんて言いながらクプスのいるベットに顔を埋めたA
そんな姿もまた可愛いなんて思ってしまうのはやっぱりブラコンってやつなのかななんて思いながらクプスと目を合わせ笑いあった
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作者名：リアン | 作成日時：2024年2月11日 1時
