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りぃぅ ページ6

MH side


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『ミンハオくん!!!ミンハオくんってタイプの子とかいる?』


『タイプ教えて!!』


『好きです!!』




.




聞き飽きた。


どうせみんな顔でしょ?


俺は昔から「顔はいいよね」ってよく言われてた。


小さい頃なんてずっと笑顔で、ずっと誰かを褒めてた。


中身を知って欲しかったから。


小さいながらに足掻いて、頑張ってた。






「ねぇねぇ、これいっしょにしない?」






ある女の子が俺の人生を、性格を変えてくれた。




「ハオくんはえがおがすてきだね!」


「ハオくんはわたしがけがしたとき、すぐたすけてくれる!!」




その子は俺を永遠と褒めていた。





小学校を卒業する前、親からこう伝えられた。




『中国に帰るから。』




俺は悲しかった。



この韓国から、あの学校からとかじゃなくて






あの女の子から離れることが一番辛かった。


あの子がいなかったら今の俺はいなかった。


だから、君には伝えずに俺は姿を消した。


君から離れられなくなる前に。


小学校高学年になるにつれて、笑顔が消えた君と俺。


小さい頃にした約束なんて所詮口約束くらいにしか思っていなかったのかな。


なんて、


自分1人で変な妄想して1人で悲しんで。


だから、もう一度君と再会できて良かった。






Aちゃん、覚えてるかな。

ちー→←うー



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作者名:ふに | 作成日時:2022年1月21日 1時

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