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『今日も濃い一日だったなぁ・・・・』
昨日と大体同じ時間。
お風呂に入って、誰もいないリビングで
髪を乾かしながらそう口に出していた
HS「・・・あ。」
ドライヤーを止めて声の聞こえた方を向くと
ホシさんが何となく申し訳なさそうにこちらを
チラチラと見ている
『えっと・・・すいませんドライヤーうるさかった
ですか?』
HS「そ、そうじゃなくて!!!」
『・・・?』
HS「眠れなくて、何か飲み物ないかなって」
『そうでしたか。じゃあ今何か準備しますね!
ココアでいいですか?』
(そんなに申し訳なさそうにしなくてもいいのになぁ)
だってこれが私の仕事なのに、と思いながらキッチンに向かい、
牛乳を温めてココアパウダーの入ったマグカップへと
流し入れる
『すいません、お待たせしました』
HS「あ、ありがとうございます!」
『ちょっと熱いかもしれないので気をつけてくださいね』
マグカップを手渡し、自分の部屋に戻るために
そのままにしてあったドライヤーを片付けて
ホシさんに声をかけた
『じゃあ私はこれで失礼しますね』
HS「っえ?!寝るの??」
『いえまだ寝ないかもしれないですけど・・・何か
ありましたか?』
HS「えっと・・・まだ全然眠くなくて・・・良かったら話・・・しない?」
確かに昼間に寝たせいか私もまだ眠くはないんだけど・・・
話って、何を話したらいいんだろう
『私でよければ』
そう答える私を見てかどうかはわからないけれど、
ソファーの中心に座っていたホシさんは少し移動して
ソファーの端に座った
(これは隣に座った方がいいのかな・・・?)
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作者名:rain | 作成日時:2019年5月6日 23時