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TM「そんなかわいい顔しちゃ、だめだよ」

「え?」

TM「彼の話をしてから、君の顔変わった
  やさしくて、照れてて、羨ましいよ。そんな風に想ってるなんて」

「わたしにとってメンバーは家族同等の存在なので」

TM「じゃあ、メンバーと恋愛にはならないってこと?」

「うーん、考えたことないですね」

TM「どうして?魅力的な13人の男の人といつもいたら
  ときめくことだってあるでしょ?」

「もちろん、ほとんど毎日ときめいています
 でもそれが恋愛として、好きとか、深く考えたことがなくて」

TM「誰かひとり選ぶとしたら?」

「その質問、よくされるんですけど
 実際わたしも選べないというか」

TM「そうなんだ」



信号が青になると、トムがわたしから身体を離し、
右手でわたしの手を握りながら運転する


そこまでのカットでMVの撮影が終わった





次の日はレコーディングだった

レコーディングの前にわたしが書いた歌詞を
トムやレコーディングエンジニアに共有する

「思ったより、自信があるのですが」

TM「うん、いいよ、びっくりした
  僕が直すところなんて、文法少しくらいで」

トムが大げさなくらい手を口に当て驚いた顔をする

「本当に?うれしい、、」

TM「誰を想ってかいたの?」

「誰を、、メンバーです」

TM「メンバーの誰?」

「、、ウジです」

TM「おー、なんで彼なの?」

「メンバーにはいつも感謝の気持ちを持っているけれど
 ウジはわたしたちの曲をつくってくれていて、
 わたしもこうやって歌詞を書く機会がきて、曲や詞のつくる難しさを感じました。
 だかた、より、ウジを大切にしたいなって思ったというか、、」

TM「ふっ」


トムが、がははと大きく笑い始める


「なにか変でしたか?」

TM「昨日まではちょっとだけ疑っていたんだよ
  メンバー愛っていうコンセプトかと思っていて
  うん、でもごめんね、違ったね」

「嘘じゃないですよ」

TM「よくわかった、わかった上で嫉妬するね
  僕は君の恋人候補になる前に13人もの王子と戦わなきゃ」

「そんな、」

TM「さ、レコーディングしようか」


目を瞑って大きく深呼吸をする
いつもとは違った環境でのレコーディング


それでも思い出すのは
ジフニがレコーディングのときに
わたしにかけてくれる褒め言葉や指摘



「ジフニ、ありがとう、だいすき」

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いっちー - パスワード教えてください!!! (2020年8月1日 7時) (レス) id: 2a839912d1 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - パスワードってどうやってわかるんでるすか? (2020年7月6日 0時) (レス) id: 6ac62839ad (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - パスワードってなんですか? (2020年7月6日 0時) (レス) id: 6ac62839ad (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 更新待ってます! (2020年6月28日 8時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
hinari(プロフ) - シエルさん» 感想ありがとうございます!スングァンくんはきっとヌナにこう甘えてるんだろうな〜って思いながらかいてみているので、気に入っていただけたならうれしいです^^ お心遣いありがとうございます!シエルさんのお言葉で更新がんばれそうです (2020年6月22日 11時) (レス) id: 9692caecf8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hinari | 作成日時:2020年6月6日 21時

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