3話 ページ4
「無事登録できたみたいですね、では俺はこれで失礼します。あとはアンドロイドの方で色々と説明してくれますので。 では良いアンドロイド生活を！」
とだけ言い残すとお兄さんは颯爽と業務へ戻ってしまった。感じのいいお兄さんだから名前聞けばよかったなぁ…などと考えているとアンドロイドが喋り出した
WN「初めまして。俺はSVT17系統960717 ウォヌ型です。何とでもお呼びください。」
おぉ凄え… 今の時代ではアンドロイドは割と普及していても俺だけのアンドロイドというのは初めてだったし、なんだかこっぱずかしかった
『あのーウォヌ？』
WN「はい。何でしょうか。」
『その…敬語とかじゃなくて タメで普通に話してくれないかな？じゃないと対等な関係とは言えないかなーなんて思っちゃって』
俺がこういうとウォヌは不思議な顔をした。俺は感情がないと言われるアンドロイドですら理解不能にさせているというのか…しかしそれもそのはず それは…
WN「それが当たり前なのではないですか？」
そう。この世界ではそれが当たり前。アンドロイドが製造された頃は俺の様な考え方の人間が山ほどいた。本物の人間そっくりのアンドロイドを使 役することは倫理的に良くないのでは、と。しかしそんな人間もアンドロイドを一度使役すればその便利さに心奪われ、異論を唱えることはなくなった。
でも俺はそれがあまり気に入らない。確かにアンドロイドは便利であるし現に俺は今からアンドロイドを従えることになる。しかし俺はアンドロイドと対等でありたいと思う。人間だけでなくアンドロイドにもアイデンティティーを認めては良いのではないかと。俺の言っていることは矛盾しているかもしれない。でも俺はそれが人間だし、それでいいとすら思っている。
『確かにウォヌの言う通りで、それが当たり前なのかもしれない。でも俺はなんというか、お前と対等に友達のように付き合いたいと思ってて…だから…』
と俺が言い終わらないうちにウォヌは口を開いた。
WN「わかり…わかった」
『えっ…？』
この時の俺はさぞかし間抜けな顔をしていただろう。ウォヌは軽く微笑みながら続けた。
WN「じゃあAって呼んだ方がいい？」
『う、うん！ 』
WN「わかった。じゃあこれからよろしくねA」
『こちらこそよろしくねウォヌ！』
続く
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うめこみ(プロフ) - ヒデさん» 大変申し訳ありません。しっかりと目を通しておくべきでした。 (2019年2月13日 11時) (
レス) id: 584366a7c8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒデ - オリジナルフラグ、ちゃんと外して下さい。違反です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい。 (2019年2月13日 5時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめこみ | 作成日時：2019年2月13日 1時
