友達以上恋人未満。［SVT］ (ページ6)

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話しているとあっという間に学校に着く。

校門をくぐると少しざわつくぐらい、Aは人気者だ。

「Aちゃんおはよー！」

「あ、おはよー！」

「A先輩おはようございます！」

「おっ、おはよ！」

「A、おはよ」

「先輩！おはようございます！」

男女、年下年上関係なく挨拶されるもんだから大変そうだけど羨ましいぐらい。

クラスメイト「スンチ、A、おはよー！」

「ヘイヨー」

SC「おはよ」

クラスメイト「相変わらず仲が良くてよろしいわね」

「相棒なんで！」

相棒、という言葉が嬉しくてAと肩を組んだ。

SC「羨ましいだろ」

クラスメイト「君ら見てると本当に男女の友情って成り立つんだなって思うわ」

「本当にそうかな～？」

SC「え？」

クラスメイト「え？」

「何。嘘だし！」

クラスメイト「えっ、真面目にビビった」

嘘だと知っても、俺の心臓の鼓動は止まらない。

「スンチは恋愛対象に入らないよ」

今度はズキっと痛む俺の心。

「でも一生一緒なんだろうなっては思うよ」

同時に嬉しくて笑みがこぼれる。喜怒哀楽激しすぎだろ俺。

クラスメイト「あー、幼なじみ欲しい！彼氏じゃなくて幼なじみ欲しい！」

SC「今からは無理だろ」

クラスメイト「あ、、やっば！！待って課題やってない！！先行くね！！」

「ファイティンㅋㅋ」

クラスメイトの人は行ってしまった。

普段はあまり話さない人でもAといると話しかけられる。

Aの交友関係は広く深い。最強だろ。