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#16 ページ17

JS SIDE


「うー…ジス!ヘルプミー!」

JS「また?ㅋㅋどこ?」



今日はAと2人で勉強会。この前の約束通り、俺がAに勉強を教えてる。



JS「ここはね、これをこっちにして、で…」

「おー、なるほど!」

JS「分かった?」

「すげーな、将来先生目指せば良いんじゃない?」

JS「ふふふ、Aが言うならやってみようかなぁ」



2人っきりで勉強って、俺だいぶ頑張ったと思わない?



「一旦休憩しよ、もう2時間経ってる」

JS「ホントだ、よく頑張ったね」



ペンをしまい始めたAの頭に手を伸ばし、髪が崩れないように優しく撫でた。



「…だからジスってモテるんだよ」

JS「ん?」



立ち上がって自販機の方に向かうAについて行く。



「なんでもないよ!ジスってば可愛い顔しやがってー」

JS「え?なんか責められてる?ㅋㅋ」

「羨ましいわ」



口を尖らせるAを横目に、ため息混じりに声が漏れる。



JS「いくらモテたって、好きな人に好かれなきゃ意味ないよ、」

「ん?なんか言った?」

JS「んーん、何でもない」



てかAも充分すぎるほど美形だと思う。

前世で何したの、ってのはこっちのセリフだよㅋㅋ



「何にしようかなー…」



考え込むAの背後に日が当たり、冗談抜きで天使か、って思った。

ぱっちりした目、高くて筋が通る鼻に、いつも口角が上がっている小さな口、白い肌、誰が見ても可愛い。



「よしっ、決めた!」



お金を入れようとするAの手を止める。



「え、なに?」

JS「どれ?」

「え?」

JS「どれにするの?」

「えっと、これ、」

JS「分かった」



小銭を握ったAの手を押さえつけたままお金を入れ、オレンジジュースのボタンを押す。



JS「はい」

「え?お金あるのに」

JS「奢り…って言う金額でもないけどㅋㅋ」

「えー、ホントに?ありがたくいただきます!ㅋㅋ」

JS「ご褒美」

「じゃあ私からもジスにお礼として、なにが良い?」

JS「それじゃ俺がAに買った意味ないじゃんㅋㅋ」

「そーいうのはなし!どれ?」

JS「じゃあお言葉に甘えて〜ㅋㅋこれかな」



いつも飲んでいる甘めのコーヒー。



「すげぇ、ジスってコーヒー飲めるんだ」



一枚ずつ小銭を入れていき、Aがボタンを押す。



「ハイ!今日は勉強を教えてくれてありがとう!」

JS「んーん、こちらこそ」

「ジスに教えてもらったからには絶対に1番になるね!」

JS「うん、頑張れ!」

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作者名:カルピス二世 | 作成日時:2018年10月9日 15時

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