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12月の初め、ぐんと寒くなったソウル。
私は今も練習生のまま。
兄に会ったのはあの日が最後だし、それからseventeenのメンバーにも会うことはなかった。
もしかしたら、私について皆さんはもう知っているのかもしれないな。
なんて思ったり。
私はいまだに嫌がらせを受けているし、今も変わらず練習室に篭りっぱなしの日々だ。
学校、宿舎、練習室。
なんの変わり映えもないわたしの世界の全て。
その全てで誰かがわたしのことを非難し、罵声を浴びせ、行動に出ているのに、どうして耐えられるんだろうと自分でも時々不思議になる。
意地なのだろう。
ここまで続けた生活を、無駄にしたくない意地。
違反だと言う人々を、見返したいという意地。
そして、ここで折れたら情けないという自分に対する意地。
もしかしたら、わたしの性格は芸能人向けなのかも。
なんて心の中で自分を嘲笑う。
「ジウナ〜」
未だ変わらずわたしと共にいてくれる同期達。
4人がいてくれることは、少なくとも心の支えになっているだろうなと思う。
「月末評価どうしよお」
なんて泣きついてくるジヨンも
「また痩せこけて､､､ほらご飯食べて。寝て。ちゃんと規則正しい生活して！」
時々オンマみたいになるハユンも
「ジウナ、神なんじゃない？」
素直に曲を褒めてくれるシウも
「ジウナ、ウジ先輩に会わせろって。え？まじ、おれ認知されてんの！？」
兄のファンで、今の状況下で私に度直球な言葉を投げかけてくるドユンも
私は本当に4人のことが大好きなんだなと思う。
「あのさ」
「「「「ん？」」」」
「ありがとね、いつも。味方してくれて。」
ほんとは陰で戦ってくれてること知ってるし、私のせいで４人も避けられつつあることを知っている。
「別に、味方するようなことしてないし？」
ドユンはそう言ったけど。
他の3人も、必死で隠しているのを勘付いていたけど。
でも、それでも私は4人に甘えているんだ。
全部知ってるくせに、1人じゃ背負いきれないところまで来てることも、知ってるくせに。
ほんとはバカみたいに寂しくて、苦しくて。
これくらいなら、頼ることが許されるだろうなんて自分勝手に。
4人の優しさに甘えてばかりいる私が嫌いでどうしようもない。
高校1年の冬、私は自分が、表面だけのやつだと悟った。
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千笑 - お待たせいたしました。更新を再開させていただきます。 (2023年1月9日 13時) (
レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - いつも小説を楽しんでいただいてる皆様へ。作者の千笑です。私情により、ログインすることができなくなってしまったため、長期間更新ができないかもしれません。申し訳ありません。状況が改善した時にまたお伝えします。 (2022年12月28日 21時) (レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
Kokuma(プロフ) - めちゃめちゃ好みです！続きが楽しみです。 (2022年12月17日 21時) (レス) id: 9eeff62ceb (このIDを非表示/違反報告)
こまり(プロフ) - まさかの展開すぎてびっくりしてます。続き気になります！更新頑張ってください！ (2022年12月7日 23時) (レス) @page38 id: e86bc2c528 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 前々から読ませていただいているのですが、読んでてすごく引き込まれるし、読むたびに続きが気になってしょうがなかなってしまいます！！むちゃむちゃ好きです！！いつも更新ありがとうございます‥！！ (2022年12月7日 0時) (レス) id: 6864ce5b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千笑 | 作成日時：2022年10月31日 10時
