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練習生になり、夜中まで練習する日々が続いて2週間ほど経った。
ボーカルは先生達のおかげで日々上達を感じられるものの、ダンスはいまだに必死に食らいついてなんとかと言った状況だ。
そんな私は今日、初めてのお休みをいただいている。
今日が高校の入学式だからである。
「緊張する？」
「ちょっとね。」
同じくソウル市外から引っ越してきたハユンと共に、学校に続く坂を登る。
ジヨンはもう入学式を済ませていて、羨ましいを通り越し恨めしい、といいつつ練習に向かっていった。
真新しい制服はまだ体に馴染んでおらず、変じゃないだろうか、となんどもハユンと確認しあった。
「ハユン！ジウン！あんにょん！」
元気な声と足音と共に、シウが坂道を登ってきた。
「疲れない？それ。」
呆れたようにハユンが言うも、シウはケラケラと笑って私たちに合流する。
私とハユン、シウは両親の意向で一般的な高校に入学することとなった。
宿舎に1番近い場所、ということで皆同じ高校になったのだが、どうも周りの視線を感じる。
ええ、そうでしょうね。私の隣にいる2人はスカウトされていて、とても現実とは思えない容姿をお持ちだ。
道ゆく学生達は、2人より遥か下に目のある私のことが見えているでしょうか。
"見て、3人とも練習生だって！"
"えーい、大きい事務所でもあるまいし。一般の高校に来るくらいだよ？"
"わかってないね。pledisだよ！SEVENTEEN！"
"え、ほんとに！？やばっ！デビュー組かな？"
“あの子、背が低いね。でも肌がすごい綺麗”
“ほんとだ。SEVENTEENにもウジがいるし、Pledisは案外実力主義なのかも”
“隣の2人は背が高いね。うわっ、あの子イケメン…”
“練習生はやっぱオーラが違うね。”
“同じクラスだといいなあ”
“友達になったら芸能人に会えるかな！？”
“うわあ、下心ㅋㅋㅋ”
坂を登り、入学式の会場である体育館に入る。
シウとハユンはすぐに両親を見つけ、駆け寄って行った。
私はといえば、家族に入学式の日程を知らせていない。
オッパはアイドルだし、両親も一部には顔がバレちゃってるし。オッパとは顔が結構似てるから、もしかしたらバレるかもしれない。
2人とクラスも離れてしまい、広い会場で入学式を終えて、花束を持つ何組もの家族をかいくぐり1人で会場を出た。
「写真、まあいっか。」
ひとりごと。
「よくねえわ。」
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千笑 - お待たせいたしました。更新を再開させていただきます。 (2023年1月9日 13時) (
レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - いつも小説を楽しんでいただいてる皆様へ。作者の千笑です。私情により、ログインすることができなくなってしまったため、長期間更新ができないかもしれません。申し訳ありません。状況が改善した時にまたお伝えします。 (2022年12月28日 21時) (レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
Kokuma(プロフ) - めちゃめちゃ好みです！続きが楽しみです。 (2022年12月17日 21時) (レス) id: 9eeff62ceb (このIDを非表示/違反報告)
こまり(プロフ) - まさかの展開すぎてびっくりしてます。続き気になります！更新頑張ってください！ (2022年12月7日 23時) (レス) @page38 id: e86bc2c528 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 前々から読ませていただいているのですが、読んでてすごく引き込まれるし、読むたびに続きが気になってしょうがなかなってしまいます！！むちゃむちゃ好きです！！いつも更新ありがとうございます‥！！ (2022年12月7日 0時) (レス) id: 6864ce5b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千笑 | 作成日時：2022年10月31日 10時
