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「ジウンに謝らないといけない。」
「何を？」
まさか宿舎のプリン食べたの、先輩のせいにしてたけどハユンだったんだろうか。
「最初はさ、はっきり言ってコネだと思ってた。だってほら、seventeenだし。それもプロデューサーだし。」
ハユンの口から告げられた衝撃の事実を、静かに受け止める。
「ジヨンはああ言ってたけど、私はちょっと納得いかない部分も正直あったよ。」
「うん、」
「でもさ、
ジウンの歌聞いて、間違ってたって気づいた。」
「え？」
ハユンの目は、練習室の電気できらきらと輝いていた。
「初めて聞いたのはオーディションの映像だったでしょ。あの時は別に、練習生ならこれくらいたくさんいると思ってたんだ。」
でも、とハユンは続ける。
「練習生になって、この2ヶ月半、ずうっと隣でジウンを見てきた。ダンスはもともとほとんど基礎もできない状態だったのに、今じゃ私と同じくらい上手くなって、正直焦ってる。」
「そんな「黙って聞いて。」､､､」
「この前、ジウンが月末評価のボーカル練習、してたでしょ。練習室借りてさ。」
記憶の中から、3日前を思い出す。
「うん」
「その時、実は扉の外で聞いてて。」
そういえば、物音が聞こえた気もする。
「言葉を隠さずにいえば、悔しいを通り越してただ聞き惚れちゃった。ほんとに、これはほんと。」
なんか、引き込む力があるよね。
そう言ったハユンの言葉が耳に入らないほど、私は嬉しかったんだと思う。
嬉しくて、嬉しくて、
「えっ、ちょ、何、なんで泣いてんの！？」
「ハユニがダメなんじゃん､､､」
恥ずかしくなりハユンから顔を背ける。
「私も正直、自分がコネなんじゃないかって疑ってたし、本気でなりたくてきたわけじゃない申し訳なさとかもあって」
「うん」
「でも、ここまで来たからにはやり遂げたいし、見返したい。練習生してたら、私もオッパみたいに公演したいって思うことも増えて、」
「うん」
「だけどコネなんじゃないかって、不安で不安で､､､実力不足なんじゃないかって､､､」
だから、月末評価もほんとは怖かった。
私がコネで入った、という証拠になってしまうんじゃないかって。
「だから、ハユンの話、認めてもらえたみたいで、うれしくて､､､」
「大丈夫だよ。」
「え？」
「月末評価、私が誰よりもジウンの努力見てきたから。絶対、実力を発揮できるはずだよ。」
一度止まった涙はまた溢れ出し、ジウンが慌てるのを見て笑った。
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千笑 - お待たせいたしました。更新を再開させていただきます。 (2023年1月9日 13時) (
レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - いつも小説を楽しんでいただいてる皆様へ。作者の千笑です。私情により、ログインすることができなくなってしまったため、長期間更新ができないかもしれません。申し訳ありません。状況が改善した時にまたお伝えします。 (2022年12月28日 21時) (レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
Kokuma(プロフ) - めちゃめちゃ好みです！続きが楽しみです。 (2022年12月17日 21時) (レス) id: 9eeff62ceb (このIDを非表示/違反報告)
こまり(プロフ) - まさかの展開すぎてびっくりしてます。続き気になります！更新頑張ってください！ (2022年12月7日 23時) (レス) @page38 id: e86bc2c528 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 前々から読ませていただいているのですが、読んでてすごく引き込まれるし、読むたびに続きが気になってしょうがなかなってしまいます！！むちゃむちゃ好きです！！いつも更新ありがとうございます‥！！ (2022年12月7日 0時) (レス) id: 6864ce5b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千笑 | 作成日時：2022年10月31日 10時
