伝えたい。伝われ。 (ページ3)

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「じゃあこれは下げますね。ごゆっくりどうぞー」

嫌いだ

ソユンさんに嫉妬してる自分が

あんな美人にかなわないのに

年下って事実は変えられないのに

30分ほど経って、ソユンさんが帰りミンギュに呼ばれた

MG「A今日何時終わり？一緒に帰ろ」

「あと一時間ぐらい、先に帰ってなよ。ソユンさんは送っていかないの？」

MG「ヌナこのあと予定あるんだって。一時間なら待つ！てかAも座ってよ」

「いや、仕事中だし。」

MG「オレ以外お客さんいないのに？」

「…わかった」

と、さっきソユンさんが座ってたとこに座った

ミンギュとこうやって話すのはすごい久しぶりだ

言いたいこととかいっぱいあったのに全く出てこない

MG「咲良とこうやって向かい合って話すの久しぶりだねー」

「あのさ、」

MG「うん？」

「なんで毎回彼女ここに連れてくるの？」

自分でもこの質問をしたのか不思議だった

最近どう？とかでいいのに

MG「やっぱ咲良に紹介したいし？あとカフェってデートスポットじゃん！」

「コーヒーもまだ飲めないくせに」

MG「別にコーヒーだけがあるわけじゃないじゃん！！」

「はいはい。ソユンさんとはどれぐらい経ったの？」

MG「もうすぐで一ヶ月。そう！プレゼント買うんだけどさ、おそろいのストラップってやっぱ子供っぽいかな？」

「…」

一ヶ月。勉強とか興味のないものはどうでもいいのに

プレゼント考えるんだ。

MG「咲良聞いてる？もーどしよー」

「ストラップでいいんじゃない？デザインが大人っぽければ」

MG「じゃあ咲良一緒に買いに行こ！アドバイスして欲しいし！」

「え、」

なんで

「パス。」

MG「いいじゃーん、ケチ。」

ミンギュと出かけるなんてもう最後いつしたのかも覚えてないほど前のことだし、いきたい

でもやだ。わかってよこの気持ち。

「ミンギュのパボ」

MG「え、なんで？！いいよもう一人でいくし」

「じゃあ最後の片付けしてくる」

MG「あ、オレコンビニ行ってくるから外でねー」

こんな鈍感な君は嫌いだ。