僕らの一番星 -2- (ページ5)

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WN side

ここ最近、明らかにAに避けられていた俺。
避けられる心当たりはあったしものすごく後悔してた。

仲直りしたくても避けられてるから話せないし、無理やりいってさらに嫌われるのも嫌だと思って中々行動に移せなかった。

そんなモヤモヤした気持ちを抱きながら過ごしていた時、夜遅くにミンギュとどこかから帰ってきたAに遭遇した。

その時、自分でもびっくりするくらいの黒い感情が生まれて…

Aとは仲も良いけど喧嘩も多かった。
でも今までどんなに激しい喧嘩をしてもこんなに長引くことがなくて本当にどうしたら良いのかわからなかった。
でも、俺を避けるようにミンギュに隠れるAをみて、"今話し合わなきゃ本当に全てが終わってしまうかも"なんて本能的に思った俺は後悔しないように行動に移した。

「話したいことがある」

といえば、

『私もある』

と。
この時は結果はもうどうでもいいからとりあえず謝りたいとだけ思ってた。

……しかし、結果は予想外のもので。

『ウォヌが好き…ってこと。』

まさかのAからの告白。

この瞬間、俺はものすごく後悔した。
もっと早くに伝えていたらよかったと。
色々と考え事をしていると無言になってしまっていたそんな俺を、不安そうに見るAと目があって、

何か言わなきゃ、と回らない頭を必死に回して出した言葉が、

WN「Aのバカ」

『......ば、か？』

バカなのは俺だよ。

どういうこと、と瞳を揺らしながらきく姿があまりにも愛おしくて。

WN「俺もAが好き」

『......え

今、ウォヌなんて………？す、す……』

何やらひとりでブツブツと言い出したA。
多分声に出てないつもりなんだけど、ガッツリ(笑)

WN「すき」

  『すき…え？』  

WN「全部声に出てるよ」  

『あ…』  

WN「俺が先に言いたかったのに」

  『ご、ごめん…？』  

WN「ばか」 

あわあわしていたAを抱きしめれば、わかりやすく大人しくなった(笑)

それから、もう一回しっかりと目を見て「付き合ってくれますか」ときけば、『お願いします』と返ってきた。

こうして、きっと今までと大きく変わる部分はあまりないと思うけど一応恋人という関係になった俺たち。

ゆっくりと俺たちのペースで進んでいけたら良い、そう思った。

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