僕らの一番星 -2- (ページ20)

今日:11 hit、昨日:32 hit、合計:93,549 hit

ただいまページ20

部屋に入るとヘッドセットをつけてゲームをしているから私に気付いていないウォヌ。

そっと後ろから抱きついてみると少し驚いたような表情をしながらもおかえり、と言ってくれるのでただいま、と返す。

「もうちょっとで終わるから待ってて」

『うん、わかった』

ベッドの端の方に座って5分くらいスマホを触って待っていると、

「ごめん、終わった」

頭上から声がして、見上げれば両手を広げて立っているウォヌ。

お兄ちゃんのめでたい話を聞いた後だからか、
なんだかウォヌがいつもよりも愛おしくてばっと抱きついちゃう。

「おお、どうした(笑)」

『お兄ちゃん結婚したんだって…私が知らない間に。』

「…え、妹なのに式呼ばれなかったの？」

『…ちょっとその言い方傷付く…！(笑)
まあなんか新郎新婦の2人だけで行ったんだって』

「ああ、なるほど(笑)
そうだったんだ、おめでとうって言っといて」

『うん、伝えとくね。ありがとう。』

後でLINEしとこ、なんて思いながらウォヌを抱きしめる力を強めると、くすくす笑う声が聞こえてきて。

「………だからこんな力強いの？(笑)」

『なんか…話聞いてたらウォヌが恋しくなったから……』

私がそう言うと、A、と名前を呼ばれるから少し顔を上に向ければ私を真っ直ぐに見つめるウォヌと目が合う。

「その…今はまだ早いけど、いつかは俺達も……結婚とか、できたらいいな」

『ふふ、私としてくれるの？』

「タイミングが来たらな」

『ん〜好き…』

はあ、。どうしようウォヌが私との結婚を考えてくれているというのが嬉しくて涙が出そうになる。

てか出てる。

涙を隠すように俯けば、顔を覗き込まれて。

「ちょ…泣いてんの？(笑)」

『だってさあ…幸せだし…！』

なんだか照れ臭くなって、勢いでウォヌの唇にちゅっとキスすれば、顔が離れる前にしっかりと頭をもたれて深くて甘い…濃厚なキスを落とされる。

「ん…」

『…んんっ…』

しばらくその場でお互いの唇を求め合うんだけど、
ゆっくりと後ろのベッドに押し倒されて。

すぐそこのリビングにメンバー達いるのに……