◇ ページ6
「お久しぶり！お元気だった？」
松本社長の車に乗せられて、向かうこと数分。
着いたのは、またまた高級なタワーマンション。
でもって、迎えてくださったのは松本社長の奥様だった。
『お久しぶりです、』
「んもう堅い！」
『ですが』
「翔の奥さんなら私ともお友達なの、」
ものすごい屁理屈を言うのは、帝王の想い人。
「朱音、あんまりいじめると翔さんからとばっちりが来るぞ」
「いじめないわ」
笑いあう二人は、どこからどう見てもお似合いの夫婦。
松本社長は帝王に好意を抱いているけれど、朱音さんのこともちゃんと愛しているし、
朱音さんも松本社長を愛してる。
私たちは...、周りからどう見えているのかしら。
冷たい帝王が、心を許す相手だと、周りからも見えているのかしら。
松本社長は仕事があるからと出かけて行って、今は奥様と二人。
「でも嬉しいわ？こうやってお話する機会ができて」
『...、光栄です』
「もう、そんなに気を使わないで？」
奥様は、本当に優しい方。
洗練されたしぐさと言い、周りから愛されて育ってきたんだということがひしひしと伝わってくる。
「私たちもうれしいのよ、翔に本当の家族ができて」
松本社長が嬉しそうに私たちのことを話すらしい。
奥様に話すことって、いったい何なんだろう...。
「この前だって」
「おいコラ」
ふと後ろを見ると、帝王。
時計を見ると、外での仕事が終わってここに来た、ってくらいの時間。
「ほら、帰るぞ」
さっと、ソファーに座っていた私の手を取って、立たせる。
「わざわざ迎えに来るなんて...潤が言ってたとおりね」
「うるせぇ」
松本社長はいったい何を奥様に話したんだろう...、ってか
...ん？あれ？
確か帝王って朱音さんのこと好きだったわよね？
少なくとも前のパーティーでは愛しそうな視線を送ってたのに。
今は、なんていうの？
松本社長とか相葉さんに向けるような視線。
でもって、演技なのか、私には、心配した、って顔をして顔を覗き込む。
気のせいか。
まぁただの演技だろうし。
始めのころはなんていうの？威圧的な、俺に合わせろ！みたいな目で見てきてたのに、
最近はいろんな意味で慣れてきたのかそういう視線の代わりに、
大切な人を見るような視線を送ってくる。
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あきんこ(プロフ) - mikkyさん» いつもありがとうございます(*´艸`*)最高に楽しんでいただけてビックリ＆とっても嬉しいです！お互い意識し合って照れちゃう二人を目標に書いてます（笑）お楽しみに(*^-^*) (2019年10月1日 19時) (
レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - いくさん» 初めまして！楽しんでいただけて光栄です(*´▽｀*)続きも頑張ってます！ (2019年10月1日 19時) (レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - 桃子さん» 初めましてのコメントありがとうございます！好きと言っていただけてとてもうれしいです！頑張ります！ゆっくりですが、これからも見守っていただけると嬉しいです(*´艸`*) (2019年10月1日 19時) (レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - 翔成さん» コメントありがとうございます！翔成さんに背中を押していただいて続編書き始めました、とっても書いている身としてはドッキドキですが、意外と奥様は冷静で鈍感です（笑）とってもローペースですが、楽しんでいただけたらと思います！ (2019年10月1日 19時) (レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
mikky(プロフ) - 続編ありがとうございます！もう最高に楽しみながら読んでいます。（笑）奥さんが照れて技をかけている姿見てみたいです...。（笑）またの更新待ってます^ ^ (2019年9月13日 1時) (レス) id: fd56c0dfc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2019年9月11日 15時
