39話 過去編(？) ページ44
北 信介、知らないわけがない。
彼と出会ったのは、小3のときだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『おばぁちゃーん！！
早くおでかけ行こうよー！！』
私はお盆休みで母の実家の兵庫にいた。
母「A、今日はおばぁちゃんとパパとママで大切なお話しなきゃいけないの。
だから、今日はお出掛け出来ないの。」
『えぇー････。』
父「Aここ、行ってきたらどうだ？Aはバレーボール好きだろ？」
お父さんから渡されたのは、バレーボールの練習会の紙だった。
『でも、これ大人の人のでしょ？』
父「ここに小学生も大歓迎って書いてあるから、Aも行けるぞ。」
『本当！！じゃあ行ってくる！！』
私はくたびれた赤いバレーシューズと水筒を持って家を飛び出した。
ー○○中学校ー
『パパの嘘つき････。』
なんとバレーは親子参加のものであった。
一人でふくれて帰ろうとしたら
？「なぁ君、親いないん？」
声をかけられた。
『そうだけど････』
？「じゃあ僕と一緒にやろ。
僕、北 信介。僕のお父さんもおらんねん。」
『三塚 A。
私最近始めたばっかりだからヘタクソだよ？』
北「うん。
僕、教えたるから。」
そうして、私はこれを機会に北君と仲良くなり、真夏の炎天下の中でも公園で一緒に遊ぶようになった。
北「A、今日はなにする？」
『北君、私、帰んなきゃいけないの。』
北「は？」
『私、夏休みでおばぁちゃんちに遊びに来てたの。
でも、もう帰らなきゃいけないの。』
北「Aはどこに住んでん。」
『宮城県。』
北「････遠いなぁ。」
『また来年、来るからね。』
北「A、右の手ぇ出して」
『？はい』
ちゅ
小4の彼がどこで覚えてきたのか私の薬指に小さなキスを一つ落とし
北「またな。」
少し頬を赤く染めて帰っていった。
それきり、彼に会うことができなくなった。
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suzuyoshi(プロフ) - ハナ さん» おぉ、良かったです(笑)コメントありがとうございます！ (2019年10月23日 6時) (
レス) id: 3bbe4328fa (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 岩ちゃんがヒロインを雑愛してる夢小説見たことなかったので嬉しかった（？）です (2019年10月20日 16時) (レス) id: 3ba5823a10 (このIDを非表示/違反報告)
suzuyoshi(プロフ) - 研磨好きさん» ありがとうございます！！レス遅れてすいません！！頑張ります！ (2019年5月13日 10時) (レス) id: 3bbe4328fa (このIDを非表示/違反報告)
研磨好き - 面白いです更新頑張ってください！ (`ω´ゝ) (2019年1月8日 19時) (レス) id: 47b94c56e8 (このIDを非表示/違反報告)
suzuyoshi(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2019年1月7日 11時) (レス) id: e85ba01757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずめ | 作成日時：2017年7月9日 12時
