162日目 ページ11
一椛side
別にしんどいわけじゃない。けど頭がぼーっとして働かないし体が重たい。体の節々の痛みはそこそこ引いたけどやっぱり痛い。
でも何が1番辛いって寒いんだ。寒いせいで体を温めようと余計に息が上がる。あー帰らないと……。
二郎「……ぃ、お…ろ…………」
じろう？なんて言ってる？ていうかなんでここにいるの。ゆっくり頭を起こすと二郎は額に手を当てた。
二郎「結構熱いな……。ほら一椛、帰るぞ」
一椛「じろうなんでここにいるの……？」
綾瀬「私が呼んだの。山田辛そうだし、歩くのしんどいでしょ？」
二郎「頭いてぇとかあるか？」
一椛「ないけど……さむい…………」
「あー、わかった」そう言って二郎は自分のブレザーを脱いで入間に渡した。首を傾げていると二郎が目の前にしゃがみ込んだのでなんの抵抗もなくその背中に体を預ける。
あたしが背中に乗ったのを確認すると二郎は立ち上がりあたしを背負い直した。
二郎「入間、悪ぃけど俺のブレザーこいつにかけてくんね？」
綾瀬「あいよ」
入間があたしの肩にブレザーをかけてくれたおかげで少しだけ寒さはましになった。それでもちょっと寒くて強めに抱きつく。
あたしの荷物はというと入間が持ってくれてる。申し訳なくて「ごめん」って言うと「そこはありがとうでしょ」と返された。
あまり揺れないようにするためか二郎はゆっくり歩いてくれる。けどその微妙に揺れる心地良さと二郎の匂いに安心して徐々に眠たくなってきた。
それに二郎は気づいてくれたのか靴を履き替えながら言った。
二郎「家着くまで寝てていいからな」
綾瀬「おやすみ山田。」
2人の声を最後にあたしは意識を真っ暗な世界に飛ばした。
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一郎「お、起きたか？」
一椛「……いちにい…………」
一郎「飯できてるけど食うか？」
目を覚ますといつの間にか家に着いていたようで自分の部屋だった。声をかけられ横を見るとそこにはいち兄がいた。
お昼ご飯全然食べてないからお腹空いたなぁ、そう思い起き上がる。
一椛「たべる…………」
一郎「よし、じゃあ下に降りるか！」
ベッドから出て立ち上がるといち兄が自分の上着を肩にかけてくれた。
頭がフラフラする中のんびり階段を降りる。リビングに入ると待っていてくれたのかテーブルにはご飯が並び二郎と三郎が座っていた。
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suzusen(プロフ) - ゆゆさん» 入間ちゃんが「誰だって天変地異起こしちゃうよね、分かる」と言ってました()意外と平均点以上取るのってまぁまぁ難しいですよね(笑) (2020年1月2日 23時) (
レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 入間ちゃん、心配するな。私なんて昔算数だった時に10点とったことあるんだから(( 今でもテストの多くは平均点以下だし← (2020年1月2日 23時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ♭れもんさん» そうなんですよ、気づいたらもう6まで.......。優しい皆さんのおかげです！えええええ嬉しすぎます！！！そんな！そんな！私も大好きです.......！！！ほんとに！自分が読みたいものを書いてるだけなので！！あ"ぁ！！嬉しい！！これからもよろしくお願いします！！！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
♭れもん - もうシリーズも6になっちゃうんですね…すごいです！こんなに話を続けられて、私も個人的にの小説ですが、suzusenさんのようなをモットーにがんばりますっ！応援してますっ！大好きです← (2019年12月29日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ヒロアカ、ヒプマイ最高！！さん» わあ！！コメントありがとうございます(^^)今年中には続編頑張ってあげます！！！！お待たせしてすみません.......。応援ありがとうございます！ (2019年12月26日 17時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suzusen | 作成日時：2019年6月22日 10時
