赤さんの秘密。

『第何話？』 ページ37

〜妃鞠side〜



啓「姉貴」

『ん？』

啓「....ごめん。」

『なんで？』

啓「だってこんなに震えてて...俺がビビりだったから...」

『啓太のせいじゃない。』

啓「でも...」

渉「啓太。」

啓「........守れなかった。」

『あんなのに逆らう方が異常やわw』

啓「...姉貴ぃぃい」

『うおっ.....』

渉「啓太泣くなよ....お前が悪い訳じゃないんだからさ」

『泣かんでええって、な？』

啓太「んんっ....ごめんね姉ちゃ....」

『うおぉぉ...重い寝るなぁ....』

渉「寝かせといてやりな。疲れてんだよ。」

『.....うん。』

(姉ちゃんって何年ぶりに呼んでくれたんかな。)





渉「ｯおらよっと...重いなこいつ。」

『ごめんな渉、運ばして...』

渉「大丈夫大丈夫。着替えておいで？」

『うん。』



渉「妃鞠、大丈夫？」

『え？あー、だいぶね。でもちょっと震えてるかな...w』

渉「震えてんのは大丈夫じゃないだろ。ほら、おいで？」

『ｯ.....えいっ！』

ぎゅーｯ((

渉「よしよし、俺が居るから。大丈夫だよ。」

『んーー(´；ω；｀)』

渉「もう大丈夫だからね。」

『...あの人見た瞬間、震えだしてさ...？』

渉「うん。」

『なんか、とっても惨めに感じてさぁ...？』

渉「惨めなんかじゃないよ。妃鞠は妃鞠なんだから。」

『(´；ω；｀)』




〜渉side〜


坂田姉弟、ぐっすりだわ。

そりゃそうだ、ふつーに過ごしてたのにいきなりそれを崩されたのだから。

俺はあいつを絶対に許さない.....！


渉「軽.....」




〜妃鞠side〜


はっ...！うおぉ、寝ちゃった。

......なんでいっつも起きると私は渉の腕の中なの？？

いや、別に嫌ってわけじゃないんだけどね？

ちょ、ちょっとはずかしいというか？ね？察して？←

『...ん？なんかいい匂いする...？』


コンコンコン

啓「姉貴ー、兄貴ー、ご飯ー。」

ん？ご飯？？私作り置きしたっけ？

啓「しつれー。あ、姉貴起きてんじゃん。」

『啓太くん、君まさか...』

啓「ご飯作った。冷めるからはよこい。」

！？作った？？？

啓「顔に出すぎwwwさすがに作れるわww」

『そうなのね、お姉ちゃん嬉しいっ←』

渉「んん.....」

『あ、渉起きた？てか起きて？？』

渉「.....」

啓「兄貴ぃぃぃぃい起きろぉぉぉおお！！」

渉「啓太うるせぇ...あれ、しませんは？」

千「いるよっ！」

誠「オルァ起きろやっ！」

『はいはいw』



誠「あ、あいつの処分さ、警察呼んで契約書書かせたから。」

渉「おー。」

作(番外編いっていいですか？？)→←『クラスの皆ありがとぉぉぉお←』

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