黄さんの秘密。

『第3話でーす！』 ページ4

〜藍璃(センラ)side〜


優「とりあえずこのソファに座っとき？」

千「あ、ありがとう。」

誠「んで？今日はなんで集まったん？？」

確かに。なんで集まったんやろ。ライブ終わったばっかやしな...

優「あー、それはな...」

渉「...センラ」

千「はい？」

渉「お前、隠してることあるだろ。」

千「！！！」

.....マジすかうらたぬパイセン。

気づいてらしたんですかぃ。←

...これは、良い機会なのでは？

千「...ま、あるっちゃあるな。」

千「んー....目ぇ、瞑って？」

優「....」

誠「わ、わかった....」


はい、ここからは早いですよぉ？

まずウィッグをとりまーす。そして髪を下ろしまーす。

あ、サラシ取ったらあかんくない？まあいいか。

髪やば、ボッサボサやん。とかしまーす。

手ぐしでええか。うん、まあいいだろう。

よし、いざ出陣！←



千「目、あけて？？」


誠「っは...？センラ...？」

千「せやでまーしぃ。」

渉「...なんで。」

千「これから説明しますよ。」

優「う、うそやん....」

千「嘘やないで？坂田。」



千「えー、男の振りをしていた理由。それはこの容姿のせいです。」

渉「どういうこと。」

千「俺は全く思わへんのやけど、この顔は綺麗に整っている部類にはいるんよね。」

優「確かにキレーな顔しとるよな。」

千「あら、坂田ありがとう。...んで、そんな容姿しとったからね？小さい頃から誘拐やら事件やらに巻き込まれたんよ。」

誠「あ...もしかしてそのリストバンドって...」

千「お、まーしぃ正解。こんな名前の事件覚えとらん？京都女児誘拐事件。」

渉「あー、それって20年ぐらい前の事件じゃなかったっけ？」

千「うん。その女児、俺。」

うらさか『...はぁ！？』

誠「やっぱし....」

渉「じゃあ、そのリストバンド....」

千「そんとき付けられた火傷の痕を隠すためのやね。」

優「センラ....」

千「理由はあれど、今まで騙しとった。ごめんなさい。」

許して、くれるかな....

許してくれなかったらどうしよ。ワンマンやって引退しよっかな←

渉「....だよ...」

千「ん...？うらたん？」

ｷﾞｭｯ

は、？私今、渉くんに抱きしめられてる...？

渉「もっと頼って、いいんだよ？」

千「...え？」

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