幼馴染。1 ページ23
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『〜〜♪…』
歌い終わると、凄く大きな歓声。
はぁ…っと息を切らしながら、会場中を見渡す。
…上手く、歌えたかな。
凄く楽しくて、思わず笑顔で皆に手を振る。
『…初のカワボだけど、変じゃなかったかな』
「めっっちゃくちゃ良かった！最高のサプライズだったねー！！いやー流石Rayくんだわー」
『俺なんかより、96ちゃんの方が流石だよ…かっこよくて惚れそうだった』
「こーゆーこと真顔で言っちゃうのずるいと思わん！！？」
何故かちょっとキレた様子で、96ちゃんはマイク越しに叫んだ。…凄く響いた。
ちら、と右側を見てみる。
…うわ、お母さん真顔だったのが怒ってる。歌詞兄とvip店長ごめん…
多分完全にRayの正体に気付いただろうな…
「んじゃ、幼馴染組で仲良くトークしてな〜！」
『…うん、ありがとう』
手を振ってステージを下りる96ちゃんに対し、Souとのあのあがステージに上がってくる。
“幼馴染組”と言われ、二人ともびっくりした顔をしているけど、俺もびっくりしてる。
…そういえば、天月くんと話している時、後ろに96ちゃんいたから聞こえてたのか。
ちら、と俺の方を見る二人に頷いてみせる。
…今は、楽しむことだけ考えればいい。
「…あー、幼馴染組でーす」
『実は、俺とSouとのあのあは幼馴染で。
たまたま今回のライブで再会したんです』
「…うん、びっくりしちゃったよ〜！幼馴染でまさかステージに立てるとは思ってなかったから、三人でトークが出来て嬉しい！！」
「僕とRayはずっと一緒だけど…のあのあは久し振りだから、ほとんど話せてないよね」
「うん、本当に幼馴染のSouくんとRayくんかな〜？って思って、なかなか声をかけられなくて！
ずーっと聞けなくて、今さっきようやく幼馴染だって判明したんだよね〜」
『なんかさ、人違いだったらどうしよう…って思ってお互い声かけられなかったよね。
のあのあはあんまり雰囲気変わらないけど』
「意識しすぎて逆にギクシャクしちゃってね。
確かに変わんないかも…僕は変わった？」
「Souくんは…うん、昔から爽快！って感じ」
『あー…なんか分かるかも』
「分かるんだ！？」
あはは…と観客席から笑いが起こる。
Souものあのあも、もちろん俺も自然に笑えている。
…三人とも、不自然なほど右側のある場所には目を向けないけど。
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鈴里風夢(プロフ) - 更新遅くなってしまい、そして返信せずすみません…！ゆっくり更新していくつもりですので、楽しんで貰えたら嬉しいです！ (2020年2月25日 10時) (
レス) id: caebae664e (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 続編楽しみに待ってます！！ (2019年8月6日 1時) (レス) id: 7dea81a844 (このIDを非表示/違反報告)
莉恩 - 思わず一番最初からさかのぼってきてしまいました！勉強お疲れ様です。更新ゆっくりでいいので、待ってます。 (2019年2月9日 15時) (レス) id: e944685ee0 (このIDを非表示/違反報告)
愛香(プロフ) - すんごく面白いです！早く続きが見たいっ…！応援してます！ (2019年1月28日 18時) (レス) id: 02509c761b (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん - そ、その文才と想像力を私に下さい！←更新、待ってます！ (2018年11月3日 12時) (レス) id: 45c54546c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴里風夢
| 作成日時：2018年4月7日 8時
