確信犯13 ページ15
「…お、おはよう爆豪くん…」
「…はよ」
月曜日の朝、教室の扉を開けると少し私より先に来た爆豪くんが席についてたので私は自分の机にリュックを置いて話しかけた。
一瞬私に目線をやったが、すぐに爆豪くんはつまらなそうに窓の外に目線を戻した。
「その調子ですわAさん！」ﾋｿﾋｿ
「もっとアピールせんとっ！」ﾋｿﾋｿ
「…う"。」
後ろの方にいる女子達の声援が聞こえる。
応援してくれるのは…嬉しい？けどここまでしてくれるとは…
おかげで普通の挨拶すら難しい。
「あ、ねぇ爆豪くん。ここの、昨日エクトプラズム先生が最後に応用でだした数式なんだけど…教えてくれる？」
「あ"？見してみろや」
ノートを持って透ちゃんの席を借り、爆豪くんの机にノートを広げると爆豪くんは頬杖をつきながらも教えてくれた。
話題作りだけじゃなくて、ほんとに分からなかったのでありがたい。
「いい雰囲気…！がんばれAちゃん！」ﾋｿﾋｿ
…透ちゃん、なにを！？
説明してる爆豪くんの声以外にも、女子達の声援があって上手く説明を聞けそうにない。
なんとなく爆豪くんの顔を覗いてみると、やけに整った顔が目の前にあって少し息が詰まった。
「…綺麗。」ﾎﾞｿｯ
「あ？聞いてんのかクソ」
「ごごごめん！！！」
思わず思いついた事を漏らしてしまい、怒られた。一方的に爆豪くんの顔を覗いてたが、爆豪くんも私に目線を向けたためバチッと目線が絡み合った。
また深紅の切れ長な三白眼を見てると、ガシッと頭に重みがのった。
…デジャヴ。
「ほぉ…てめぇ俺をこけにしてんのか。あ"！？」
「っん────って！！だから頭はやめてって！！爆豪くん！！」
頭に触れられることでキてしまう快感に抗おうと爆豪くんの手を掴んでギャーギャー騒いでると、突然通りかかった轟くんが爆弾発言を残してった。
「…蔦屋、尻尾だけじゃなくて耳もあんのか？」
────────…やりやがった。天然王子。
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夢花(仮垢) - やばい、めっちゃニヤける……そして最近夢小説のおかげでかっちゃんかっこいいとかよりも可愛く思えてくる…w (2018年11月19日 6時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - 桜酒さん» 遭難という手がありました笑 なんでもありですね、ウェルカムです｡ﾟ(ﾟ^ω^ﾟ)ﾟ｡ (2018年10月27日 22時) (レス) id: 6c36b33230 (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - りみさん» 思う存分ニヤケちゃってくださいませ(∩´∀`∩) ありがとうございます！ (2018年10月22日 22時) (レス) id: 6c36b33230 (このIDを非表示/違反報告)
桜酒 - 涼竜さん» いやもうね！？いっそ遭難してください！みんなで一緒に温めあってください！薄い本になりますようｎ((殴 (2018年10月22日 21時) (レス) id: 7715cc5acc (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - ニヤケが止まりませんんんん！！！イケメンかっちゃんで毎日癒されてます、、しかも轟くんの天然っぷり最高です！！ (2018年10月22日 21時) (レス) id: eed6883725 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凉竜 | 作成日時：2018年10月17日 21時
