阿鼻地獄の女主任【鬼灯の冷徹】 (ページ37)

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30番地獄ページ37

「漢方を熟知してると、女子に大人気だよ～！」

「え、下卑た動機だなぁ」

「…まったくですよね、白澤は。」

極楽満月では、白澤と桃太郎が薬膳鍋を作っていた

阿鼻の仕事が休みのAも、今日は鬼灯の所ではなく漢方についての勉強のために白澤のもとを訪れている。

「いや、そもそも漢方は「弱った体を元気にする」のが基本だし、西洋医学では直しにくい冷え性、生理痛にも効果的なんだ。

────てことでAちゃん、今夜あいてる？」

「いや、はやく薬膳つくれし」

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「簡法を熟知してると、上司に大人気ですよ」

「え、下卑たやり方だなぁ」

一方で鬼灯とシロ達三匹は、地獄で地獄鍋を作っていた。

鬼灯はAが今日休みなのは知らされておらず、阿鼻の方で業務しているのだと思っていた

「いえ、そもそも仕事は「自分で近道を見つける」のが基本ですからね。マニュアルだけでは会得しにくいコツ、整理法を見つければ功科に繋がります。

────にしても、Aさんって本来ならこの月の第3火曜日は休養のはずでは…。まぁいいか」