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25番地獄 ページ32

「────へぇ、そんなことがあったんですね」






私も今知りました、と苦笑いするAに柿助は驚いた顔をした








「えっ、でもA様って鬼灯様と仲良いから

てっきりモーニングコールとか平気でする仲かと…」







「えっ、なわけないよ!


鬼灯の方が出勤時間早いし、私の方が仕事的に緩い方だし。」





仲がいいのは立場的なとこもあるし、私は鬼灯のこと好きだよ!と笑顔で告げるAに閻魔やルリオなど事情を分かっているメンツはため息をついて鬼灯を哀れんだ。








「────あっ、でもA様が一緒にいれば怒らなそう!!


ねえねえ閻魔様、A様と一緒に鬼灯様起こしてきていい??」







シロはAの腰に巻いてある着物の裾を引っ張りながら閻魔に聞くと、閻魔は少し考えてから頷いた






「うん、ちょうど昼時だしいいんじゃないかな。

A君がいるだけで変わると思うよ!」




────────────────────────



鬼灯部屋







「────うわぁ、なんか扉から威圧感がハンパない…」





柿助が身を震えさせると、Aは躊躇なく扉をギイ、と開けて中へスタスタ歩いて行った。


ルリオやシロ、柿助は慌ててその後を追いかけた








「すっごい収集癖だな…これは────クリスマスなヒトシ君じゃねぇか!」







「すっごい!鬼灯様2個も持ってるんだ!」








「シ、シロ君少し大人しくしてて…」








鬼灯の私物を物色するシロをなだめながら撫でてやると、犬の本能からかシロは喜んで吠えようとしたがその口を慌てて塞いだ。







「というか、扉の音でもビクともしないね…鬼灯様」







「うん、まぁ…疲れてるんでしょうね」









寝返りをうってこちらに顔を向け、静かに呼吸をする鬼灯にAは優しく布団をかけ直してやった







「今日は鬼灯様と遊ぶのやめて、三匹で遊ぼうか」






柿助が寝ている鬼灯の疲労を感じ取ったのか、シロとルリオに提案した



「そうだね、A様はお仕事だし────って、A様!?」

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結菜(プロフ) - クリスマスなひとし君じゃなくてクリスタルひとしですよ笑笑 (2021年5月5日 17時) (レス) id: e175c16b78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼竜 | 作成日時:2018年5月24日 22時

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