検索窓
今日:21 hit、昨日:14 hit、合計:335,906 hit

番外地獄(MV編3) ページ28

(番外編3)









『────果てまで往きましょ、

恋とは所詮無性───』








マキの歌声にのって憂いながら舞うAとそれを儚く見つめる咲乃は、とても様になる風景だった。


Aの花魁衣装の袖は細工をしてあり、中から淡く光る蒼い蝶が出る仕掛けになっている。




蒼い蝶は、ぼんやりと2人を照らしてゆく









「───チッ、あの男。この撮影終わったら半殺しじゃすみませんよ。」




金棒がミシリとおとをたてている様子に、唐瓜はもはや何も突っ込む気はなかった。









『────ずっと、誓い違わず───』









間奏に入ると、物語がクライマックスに行くように展開していく。


咲乃がAの頬へと手を伸ばし、優しく撫でるとAはその手に自分の手を重ねて微笑み擦り寄る




見つめ合う二人が、徐々に距離を狭める









────────────ここにまで来て、いよいよ闇鬼神の堪忍袋の緒は切れた







ガシッ









「────へ。」

番外地獄(MV編4)→←番外地獄(MV編2)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (113 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
334人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

結菜(プロフ) - クリスマスなひとし君じゃなくてクリスタルひとしですよ笑笑 (2021年5月5日 17時) (レス) id: e175c16b78 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:涼竜 | 作成日時:2018年5月24日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。