番外地獄(MV編3) ページ28
(番外編3)
『────果てまで往きましょ、
恋とは所詮無性───』
マキの歌声にのって憂いながら舞うAとそれを儚く見つめる咲乃は、とても様になる風景だった。
Aの花魁衣装の袖は細工をしてあり、中から淡く光る蒼い蝶が出る仕掛けになっている。
蒼い蝶は、ぼんやりと2人を照らしてゆく
「───チッ、あの男。この撮影終わったら半殺しじゃすみませんよ。」
金棒がミシリとおとをたてている様子に、唐瓜はもはや何も突っ込む気はなかった。
『────ずっと、誓い違わず───』
間奏に入ると、物語がクライマックスに行くように展開していく。
咲乃がAの頬へと手を伸ばし、優しく撫でるとAはその手に自分の手を重ねて微笑み擦り寄る
見つめ合う二人が、徐々に距離を狭める
────────────ここにまで来て、いよいよ闇鬼神の堪忍袋の緒は切れた
ガシッ
「────へ。」
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結菜(プロフ) - クリスマスなひとし君じゃなくてクリスタルひとしですよ笑笑 (2021年5月5日 17時) (レス) id: e175c16b78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼竜 | 作成日時:2018年5月24日 22時