2番地獄 ページ3
そもそも阿鼻地獄へは、普通に行くと2000年かかると言われているので地獄エレベータで鬼灯とシロは阿鼻地獄まで下った。
ついてみると、そこはまさに地獄の中の地獄であった
「う、うわぁ…。おれ、亡者の血とか骨見慣れてきたし食べ慣れてきたけど此処どうなってんのー!」
耳を両前足でふさいでブルブルと震えるシロ
鬼灯はそれでもスタスタと先を急いだ。
「まぁ時期に慣れます。この地獄はなにせ1番辛い所ですからね、生ぬるい獄卒などいません。その点、第四補佐官である彼女は抜群に的を射抜いてたのですが。
────ですよね、Aさん。」
「…まぁ、そうだとも言うね。私的にはオススメしない職場だけど?」
その鬼女は暑そうに汗を流しながら、手に持っていた金棒を床に置いて腕を組み
鬼灯に向かった。
「────ぇ、この人が阿鼻地獄の主任さん!?
なんか閻魔殿でちょくちょく見たことある!とても素敵な人だなぁって思ってた!」
キラキラと目を輝かせるシロに、少し暑くて不機嫌だったAは微笑んでシロを抱っこした。
「それは嬉しいなぁ。ありがとう白い犬の子、名前はなんていうのかな?」
「シロ!白いから!」
そうかそうか、と抱っこしながらシロを撫でるAを鬼灯は少し遠巻きに携帯を構えながら見ていた
『…写真撮っておこう。』パシャッ
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結菜(プロフ) - クリスマスなひとし君じゃなくてクリスタルひとしですよ笑笑 (2021年5月5日 17時) (レス) id: e175c16b78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼竜 | 作成日時:2018年5月24日 22時