2話 ページ3
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「うーん、やっぱりこの部分の生地は変えた方がいいのかも…。ちょっと袖折ってもらってもいい？」
「ん」
いつもなら、朝は1時間ほど私の家で寛いでから練習に出かけるのだが今日はオフのようで。
せっかくなので今の仕事を手伝ってもらうことにした。(デスクワークしてるとベタベタしてくるので鬱陶しかった)
新作の試作品が出来上がったとのことで、部屋の隅に置かれていた男性もののシャツやらジャケットやらを取り出し彼に着させること何十分。
最初はノリノリだった彼もそろそろ飽きてきたのか、近くのベッドに腰掛けて爪をいじりはじめた。
「男性のモデル、近くにいないから助かったよ…ありがとう」
「礼の言葉はいい。Aからは何かないのか？」
「んー。お菓子あげる」
「クソガキ扱いするな」
「少なくとも私より歳下。はい飴ちゃんあげるから許して」
デスクワークのお供に買っていた飴を開封してベッドに腰掛ける彼に餌付けするように口に放り込む。
不服そうにこちらを睨みながら口の中で飴を転がすが、私が立ち上がった状態なので上目遣いみたいで怖くは無い。
「…疲れた、脱がせ」
「はいはい。ありがとうね」
両手を後ろのベッドについて脱力した彼のシャツのボタンを外していってやると、ガシッと腕を掴まれあっという間に視界が反転した。
「…なに」
「フン、誰にでもこういうことするのか？
さぞこの俺に対しての警戒心が無いらしいが、俺も男だぞ」
「…知って､んむ」
両腕を抑えられているので抵抗もままならず、そのまま彼に口付けされる。何秒か経った後甘い硬いものが口の中に落ちてきた。
「…甘」
「いつもより美味いって？」
「変態、んなわけないでしょ。」
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涼竜(プロフ) - 玉子ぷりんさん» ありがとうございます〜｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ﾋﾟｨ- (6月7日 1時) (
レス) id: 98673a5f76 (このIDを非表示/違反報告)
玉子ぷりん - この小説が好きすぎてヤバイです！（？）更新楽しみです！おうえんしてます！ (6月6日 22時) (レス) @page4 id: 07e67c9327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼竜 | 作成日時：2023年6月2日 17時
