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1話 ページ2





「…」


「…」





「…なに、青薔薇」


「ん〜?クソ美しいお前を眺めてる」

「気が散るから…出てって」





カタカタとパソコンのキーボードをタイピングしていく。若くしてドイツ支社へ転勤してきた私は、ほぼ会社へ通うことなく最近はもっぱらテレワークである。


朝風呂を済ませて、バスローブのまま髪を軽くまとめあげて出勤の手続きを済ませた。

その後のメールチェックで案件に返信を返してるところで突然玄関のドアが開き、このニヤけた面の顔だけは良い男が入ってくる。
…これが日常茶飯事になってしまったのが、どうも解せない。




「そう言っていつも家に招いてくれるのはどこのどいつだ?」

「少なくとも招いてないかな。…ちょっとやめて」



「あー?本当はこういう事されたいんだろ…?」
「これくらいで私が照れるとでも?」


「チッ 釣れねーなぁ。さすが俺の惚れた女だ」

「勝手に言ってなさい、クソガキ」




目の前に居たはずなのにいつの間にか背後に回って、私の足を組んで少しはだけたバスローブの隙間に手を突っ込んでくる。
右手はキーボードにおいたまま、左手でその手を叩いた。


私は22歳、彼はたしか19歳。
そもそも歳上がタイプなので、3歳も下の男に靡くわけが無い。なのに彼はその事を知ってもなお「クソ興奮する」とか何とか言ってかれこれ何ヶ月か付きまとってくるのだ。




「…仕事区切りついたから、私着替えるね。
出てって」


「俺が手伝ってやる」
「結構」

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涼竜(プロフ) - 玉子ぷりんさん» ありがとうございます〜。゚(゚´ω`゚)゚。ピィ- (6月7日 1時) (レス) id: 98673a5f76 (このIDを非表示/違反報告)
玉子ぷりん - この小説が好きすぎてヤバイです!(?)更新楽しみです!おうえんしてます! (6月6日 22時) (レス) @page4 id: 07e67c9327 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼竜 | 作成日時:2023年6月2日 17時

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