3話 ページ5
「こいつをどうしましょうか……」
「あぁ、キバナな。おーい起きろ〜！」
ダンデさんが呼びかけてもコイツの返事は無い。原因は私だ。
ため息をついて、コイツを起こすのを手伝おうと屈んだ時横から鳴き声と共に赤い大きなものが擦り寄ってきた
「おわっ！？」
「ギュイー！！」
しばらく構って貰えなかったからか私の顔に自身の頬をすり寄せるように寄ってきたのは、私の相棒のイベルタル。カロス地方の伝説のポケモン。
強面な見た目とは反して中々に甘えんぼである
「はは！そのポケモンはなんて名前だ？初めてみるなぁ」
「この子はカロス地方の伝説のポケモンのイベルタル君です。甘えんぼでお利口さんなんですよ」
「で、伝説……！？そりゃどーりで見ないわけだ……」
イベルタルは触ろうとしたのか手を伸ばすダンデさんをひと睨みした後、腕のような翼で私を包んで鳴き声をあげながら威嚇した
……またこの子ったら
「イベルタル、この人は大丈夫。誰彼構わず私に近づく人を睨まないのっ」
めっ！と頭に手を置くとｷｭﾙﾙ、、と渋々といったふうに肩を竦めるイベルタル。私に懐いてくれてるのはとても嬉しのだがこういうところはたまにキズだ。
……しかも
「…ｹﾞﾎｯ！いってえ……
、、、ん？あ！？てめぇあん時のイベルタ──────いてえ！？」
「ｷﾞｭｲｰ！！」
「イベルタル、手加減はしようね」
「ｷﾞｭﾙ！」ｺｸﾝ
「なんで俺様は助けてくれねーんだよ！」
キバナさんには特にあたりが強い。出会い頭に頭を噛むレベル。でもなんだかんだコイツ(キバナ)は良い人の枠に入ってるのか、今も頭を噛んでるが甘噛みである
「空港からここまで運んでくれてありがとうね、イベルタル
ゆっくりおやすみ」
「ｷﾞｭｲｰ！」
おとなしくイベルタルをモンスターボールに入れてあげると、一段落すんだキバナさんはため息をついた
「ったく、お前の手持ちはホントにお前の事好きだよな」
「可愛い子達なんです。でも強いんですよ？
あ、ダンデさんお待たせしてすみません。キバナさんも、久しぶりに会えたんですからそこのカフェで一息つきましょう」
「そうだな！」
「ああ」
ダンデさんとキバナさんの隣を歩いてカフェへと向かった
途中腰を触ってきたキバナさんには容赦なく回し蹴りをかましたけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1175人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雑草のかきあげ（仮垢）(プロフ) - ポケモンに興味が湧かなかったのですが、今年新しいポケモンのゲームが出たということで占ツク内で面白そうなのを探してみることにしました。1番に出会ったのがこの作品です。めちゃくちゃ好きです。 (2022年12月19日 11時) (
レス) @page13 id: dc942b8391 (このIDを非表示/違反報告)
クスノキ - ＠さん、あなたの言っていることの方が意味わかりません。人それぞれ考え方や価値観は違いますが私はあなたの言っていることを不快に感じましたし＠さんの言っていることが間違いだと思います。あと、そんなことでコメントすんな。 (2022年11月12日 17時) (レス) id: b6f8a6712e (このIDを非表示/違反報告)
クスノキ - はじめまして！この作品の作成から約３年たっているのですが、今頃コメントさせていただきます！私もキバナさん大好きで、読んでるときにキュンキュンしながら読ませていただいてます!めちゃくちゃ好きです‼♡ (2022年11月12日 17時) (レス) id: b6f8a6712e (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 良かったらフレンドになってくれませんか？ sw 1571 5879 0984です！ (2022年11月2日 15時) (レス) @page13 id: aebff763ed (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - この作品、検索避けされてないですよ。やめてください (2022年10月2日 0時) (レス) id: 54a83e069f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：涼竜 | 作成日時：2019年11月29日 11時
