確信犯ですよね、爆豪くん。【劇場版】 (ページ5)

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5話ページ5

｢ｹﾞﾌﾝｯ、メリッサ！そろそろ蔦屋少女を離してやってくれないか？｣

小声で｢これでは全年齢対象の小説がもれなくRがついてしまうではないか…！｣とオールマイトがメタいことを言った。
その通りである。

｢あらやだ、ごめんなさい！大丈夫…？｣

｢だ、大丈夫…慣れてるので、｣

普段から彼氏である勝己くんからの弄りに慣れてるので、猫耳やしっぽがすぐに生えてくることは無くなった。
…いいのやら、悪いのやら。

｢あぁ、そうだ！早くパパを喜ばせてあげなくきゃ。こっちです、マイトおじさま！｣

｢HAHAHA！ありがとうメリッサ！

蔦屋少女はどうする？｣

｢…うーん、｣

緑谷くんとオールマイトはおそらくデヴィッドさんのとこに連れて行かれる。
私は既にそこに行ってるので、どこかで暇を潰すのもありなのだ。

辺りをキョロキョロ見回すと、ちょうどいいお洒落なカフェがあったのでそこで待つことにした。

｢OK！そこで待ってるのね！
用事が終わったらまた迎えに行くわ！｣

｢ありがと、メリッサ｣

去っていく3人に手を振った後、ゆっくりと反対方向にあるカフェへと足を運んだ

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｢…ふぅ｣

大きなIアイランドの景色を見ることができるテラスで、頼んでいたミルクティーを飲んでいたら視界にはどデカいパフェがででん！と効果音が着くほどに映った

｢お嬢様、ご気分が優れないのですか？
今ならこの俺、上鳴が慰めてやるぜ！｣

｢オイラだって、あの手この手で存分に慰めてやるぜ？｣

｢上鳴くん、峰田くん！｣

危ない匂いのした峰田くんは早々に蔦で拘束させていただいた。
上鳴くんは私の席の隣に｢よいしょっ｣と腰をかけた。…バイト中なのではないのだろうか。大丈夫かこの2人。

｢何してんだ～A？彼氏様と何かあったのかよ｣

｢ふふ、違いまーす。ちょっと私の用事があって別行動してるの。

夕方には合流して一緒にパーティ行くよ｣

｢ふはははひひ！！｣(羨ましい！！)

峰田くんが蔦で喋れない中モゴモゴと何か叫んだ。

そんな彼を横目に、上鳴くんはため息をつきながら眉を下げた。

｢はぁー…俺、爆豪にだけは負けないとか思ってたのによー。
なーんでこんな可愛い彼女作っちゃうかね｣

｢お世辞はいいよ上鳴くん？
…あ、知り合いが迎えに来てくれたみたいだからもう行くね！｣

｢え、あ、ちょっと！？｣

テラス下に緑谷くんとメリッサさんが歩いているのが見えたため、私は蔦を利用してテラスの手すりから一気に降りた。