リク編2 西蔭と彼女とバレンタインと2 ページ40
｢────ふぅ、こんな感じかな。
あ、私の分は私があとで西蔭と持ってくから大丈夫です、ありがとうございます｣
｢す、すごいね…Aちゃん、やっぱり鍛えてるだけあるね｣
｢いえ、大したことじゃないですよ〜つくし先輩｣
ほぇ〜と感心しているつくしの横で、どこかもじもじしている杏奈がチラりとAを見た。
その時Aもちょうど杏奈が気になったのか杏奈の方を向いており、バッチリと目が合った瞬間杏奈はぶわっと顔を赤く染めた
｢あ、あの！Aちゃん、これ！｣
｢…え、いいの？ありがとう杏奈ちゃん、｣
｢あっ！！私も今渡すね、はいどうぞ！｣
｢つくし先輩も…！ありがとうございます、｣
珍しく目を丸くして驚いているAに、杏奈とつくしは作戦大成功！とハイタッチした
｢私と杏奈ちゃんで昨日の夜作ったんだよ！｣
｢他の選手にも作ったけど、Aちゃんのとは違う。Aちゃんのは特別なのよ｣
｢…ふふっ、嬉しいなぁ｣
2つのチョコを優しく持ちながらAは笑った
────────────
マネージャーからチョコを貰ったあと、食堂に行くとそちらからも甘い独特の匂いが漂っていた。
｢この匂いはなにかな？｣
｢あ！A！！はいどーぞ！｣
｢俺もでゴス！｣
｢明日人に、岩戸くん…？バレンタインって普通は女の子が男の子にチョコあげるものじゃないの？｣
不思議そうに、でも｢ありがとう｣とちゃんとお礼を添えて受け取るAに後ろから体重がグッとのしかかった…と同時に目の先には男らしいゴツゴツした手と手作りらしいチョコがあった。
｢お前知らねーの？逆チョコってやつもあるらしいぜ、最近。
俺様がわざわざ作ってやったんだよ。ちゃんと食えよな｣
｢吉良くんか…ありがとう｣
｢…ほらよ｣
｢灰崎くんはクマぞうのチョコ？可愛いねやっぱり｣
｢やっぱりってなんだよ！？｣
食堂に入ってきたAに群がる彼らに続けるように、他の選手達も｢俺も｣｢僕も｣とAの抱えたチョコの上に乗せて行った
｢…？なんだか変な気分だね？普通はこういうのって逆じゃない？｣
｢それはな、A、
昨日俺たちでとあるテレビを偶然見たからなんだ。｣
疑問符を沢山浮かべていたAに彼らを代表するように風丸が口を開いた。
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涼竜(プロフ) - ラメルさん» そういえばそうでしたね…！中々いい案かもしれません！！少し遅くなっちゃうかもしれませんが、執筆しているので更新をお待ちくださいませm(_ _)m (2019年2月19日 0時) (
レス) id: f1de5b458e (このIDを非表示/違反報告)
ラメル(プロフ) - 野坂ちゃんの照れ顔って西蔭の前だと隠してるじゃないですか！なので、西蔭にいつもとは逆に遊ばれて、赤面する野坂ちゃんが見たいです！！！！！！ (2019年2月18日 23時) (レス) id: 8e226674bc (このIDを非表示/違反報告)
ひばり(プロフ) - ありがとうございます！嫉妬する西蔭可愛いです (2019年2月17日 14時) (レス) id: 9ee47fe26c (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - ひばりさん» リクありがとうございます！嫉妬ですか…めちゃくちゃ楽しそうですね！（ 頑張りますので、更新出来次第拝見なさってください〜(∩´∀`∩) (2019年2月15日 13時) (レス) id: f1de5b458e (このIDを非表示/違反報告)
ひばり(プロフ) - リクエストよろしいですか？バレンタインで女にも関わらずたくさんもらう野坂ちゃんに嫉妬する西蔭が見てみたいです。よろしくお願いします (2019年2月15日 11時) (レス) id: 9ee47fe26c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼竜 | 作成日時：2018年12月31日 1時
