番外編8 書道家と女帝と 1 ページ25
｢…またこの空間か。今回もあっちの世界の野坂くん…？それとも西蔭？｣
またご都合主義の部屋へと投げ込まれたAは何度目かとなるため息をついた。
｢いや、あと杏奈ちゃんってのも…｣と色々予想していると、また目の前にいきなりワープゲートのようなものが開き｢うお！？｣という声が発せられたと同時に男子にしては小柄な人間が出てきた。
｢…だれですか｣
倒れてる紫紺色の物体((をチョイチョイとしゃがみながら人差し指でつついていると、その人物はむくりと起き上がって瞬時に退いた
｢誰だ貴様！？｣
｢いやこっちのセリフ｣
くわっと大声をあげた男────琴平はいまだにしゃがみながらこちらを怪訝そうな表情で見るAをジーッと見たあと、ふとある人物を思い出した
｢…小娘、お主野坂に似ておるな…？｣
｢いや本人ですよ、私の苗字野坂です｣
｢なに！？まさか本当はおなごだったのか！？｣
｢…あ。すみません、自己紹介が遅れましたね。私は野坂Aといいます。あなたの世界の野坂くんとは全く違う人間です。性質はおそらく似てますが｣
｢そういうことか…わしは琴平千歳。書道家もしとる。雅号は法眼。｣
｢へえ、書道家なんですね。掛け持ちなさってるんですか？｣
｢無論、そんなものはわしにとって容易いものだからな｣
｢わぁすごい｣
顎を少し上にあげながら自慢げに話す琴平にAは薄ら笑いの棒読みで手を叩いた。
｢…たわけが、そんなことおもってないじゃろ｣
｢あはっバレました？｣
こちらの世界線には登場しない『琴平』というキャラクターを不審に思っているのか、まだ一線を引いたままのAに琴平は気づいた。
愛想笑いを浮かべたままのAに琴平は思いついたある切り札を使うことにした。
｢…はぁ。お主、西蔭政也を知ってるか？｣
｢…？知ってますよ、だって私の─｣
｢わしが、そやつの兄じゃ。｣
｢…へ｣
その瞬間、Aの愛想笑いが崩れた
────つづく！
・・・
ひとまずの1話目でございます…
琴平様…お口調が慣れないと難しいよう｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ﾋﾟｪｰｰ
いづう様はさすがですな…素晴らしい…
今回の番外編でお世話になってる琴平様の小説はこちらでどうぞ！私の大好きな小説となっております〜
天才書道家少年は日本代表【オリオンの...
番外編8 書道家と女帝と 2→←番外編7 あのポスターネタ3
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涼竜(プロフ) - ラメルさん» そういえばそうでしたね…！中々いい案かもしれません！！少し遅くなっちゃうかもしれませんが、執筆しているので更新をお待ちくださいませm(_ _)m (2019年2月19日 0時) (
レス) id: f1de5b458e (このIDを非表示/違反報告)
ラメル(プロフ) - 野坂ちゃんの照れ顔って西蔭の前だと隠してるじゃないですか！なので、西蔭にいつもとは逆に遊ばれて、赤面する野坂ちゃんが見たいです！！！！！！ (2019年2月18日 23時) (レス) id: 8e226674bc (このIDを非表示/違反報告)
ひばり(プロフ) - ありがとうございます！嫉妬する西蔭可愛いです (2019年2月17日 14時) (レス) id: 9ee47fe26c (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - ひばりさん» リクありがとうございます！嫉妬ですか…めちゃくちゃ楽しそうですね！（ 頑張りますので、更新出来次第拝見なさってください〜(∩´∀`∩) (2019年2月15日 13時) (レス) id: f1de5b458e (このIDを非表示/違反報告)
ひばり(プロフ) - リクエストよろしいですか？バレンタインで女にも関わらずたくさんもらう野坂ちゃんに嫉妬する西蔭が見てみたいです。よろしくお願いします (2019年2月15日 11時) (レス) id: 9ee47fe26c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼竜 | 作成日時：2018年12月31日 1時
