12話 ページ13
！ここから先、9話ネタバレも含みます
！注意してください。
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────そして、日本対ウズベキスタン戦当日にて。
｢…はぁ、やっとついた…！｣
東京の空港には少し汗をかきながら小走りでキャリーケースを転がす1人の少女────野坂Aがいた。
つい先程アメリカから帰国し、長かった検査も終わりこれから本番会場へと行くところなのだ。
｢ウズベキスタンの前半の様子は…タクシーで見よう。
風丸さんなら、あの戦術も大丈夫そうかなぁ｣
ぶつぶつと顎に手を添えて今日の試合についての構成を考えながら歩くAは、FFの決勝戦まで戦い、ましてや｢戦術の女帝｣と言われファンまでできるほどの美しさを持つ人間である。
しかし、綺麗なものを見るかのように目を向ける通行人達の事などAは気づきもしなかったのだった。頭が良いのだが、他の面では少し鈍いところもあるのがAである。
｢────あ、FFIの会場までお願いします。｣
｢あいよ！｣
愛想の良いタクシーのおじさんに微笑みを返して後部座席に座ると、タクシーはエンジンをかけて会場へと走った。
｢(…さて、ウズベキスタンの戦い方でも見ようかな…？)｣
静かに持っていたタブレットとイヤホンを取り出し、Aは試合中継を見始めた。
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｢…Aさん、俺は…っ！！
くっそおおおおおおぉおおおお！！！｣
2点もウズベキスタンに点を取られてしまった西蔭は今ここにいない彼女の名前を呟き、叫んだ。
悔しい中前半戦が終わってしまい、西蔭は少し俯きがちにベンチへと休憩しに行った。
｢監督！俺を試合に出してくれよ！
俺のファイアレモネードなら、アイツらをぶちのめせるぜ！？｣
｢貴方は秘密兵器…まだ出すのは早いと思うんです。｣
｢何言ってんだ！秘密兵器でも使わなきゃ宝の持ち腐れじゃねぇかよ！！｣
｢やめとけよ剛陣、監督には何か考えがあるんだろ？｣
｢でもよ…｣
ベンチにいた不動が、監督に迫る剛陣を落ち着かせるように言った。
未だ納得できずにいる剛陣は不満げに返すが、その後ろから鮮やかな桃色の髪を靡かせた少女が現れた。
｢────私も同感です。｣
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マロン - 夢主ちゃんの声優は絶対マーヤだよ！だって西蔭の中の人は旦那さんじゃんね！ (9月12日 10時) (
レス) @page2 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - とても面白いです！ゆっくりでいいので、更新頑張って下さい…！ (2019年11月11日 19時) (レス) id: de8697d4c9 (このIDを非表示/違反報告)
いづう(プロフ) - 涼竜さん» よかった！お話のプロットは大体固まっているので、この調子で書き進めてまいります。早ければ今日明日に終わらせられるので、どうぞ見届けてやってくださいm(_ _)m (2019年1月26日 8時) (レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - いづうさん» いづうさんからの通知が来た途端真っ先に飛んで行きました笑 本当にありがとうございます！口調やデフォ名大丈夫です、更新楽しみにしていますね！(∩´∀`∩) (2019年1月26日 7時) (レス) id: 8be7a5bcc8 (このIDを非表示/違反報告)
いづう(プロフ) - 失礼します。お待たせいたしました！私の執筆している番外編の方で、以前お話ししたコラボストーリーの1話目を完成させましたので、覗いてくださると嬉しいです！口調なりデフォ名なり、もしご要望等ございましたらご一報くださいm(_ _)m (2019年1月26日 5時) (レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼竜 | 作成日時：2018年12月11日 0時
