159.誓いの糸 ページ9
ウイング「誓いの糸です。これを見て、常に約束を忘れぬように。」
ゴン「うん。」
ウイング「キルアくん、Aくん、ちょっと」
あ、この状態の時は、私のこともくん付けで呼んでくれるよう、ウイングさんにお願いしたんだ。
キル「ん?」
『・・・・・・』
3人は外へ出た。
ウイング「キルアくん、Aくん、君たちの、本当の目的は何なのですか?」
キル「いや、目的って言われても。ズシとあんたに会わなきゃ、俺は小遣い稼ぎだけのつもりだったし。
ゴンはヒソカってやつと戦うために、武者修行に来てるんだ。Aは、恐らく俺たちと一緒に行動したいだけ。それだけだよ。
200階クラスの連中は、最上階が目的らしいけど、バトルオリンピア・・・・・・だっけ?俺はあんま興味ないね。」
『おお、さすがキルア。俺もバトルオリンピアには全く興味ない。2人と行動したいだけだからな。』
キル「あ、ゴンは・・・・・・わからないけど。
あいつ、口ではヒソカと戦えればいいとか言ってるけど、昨日の試合のやり方、あれは、スリルを楽しんでるみたいだったからな。」
ウイング「命すら落としかねなかったあの状況を、楽しんでいた、と?」
キル「あぁ、俺もそう言うところ、無いわけじゃないからわかるんだけどさ。
俺なら、時と場合と相手を選ぶけど、あいつは夢中になったら、見境なさそうだしなー。
あ、でも、同じ約束を2度破るようなやつじゃないから大丈夫!」
最後は苦笑いで答えた。
ウイング「・・・・・・(もしかして、私は──)」
キルアが立ち上がる。そして、ウイングさんの考えてることが全てわかっているかのように告げた。
キル「もう遅いよ。もう知っちゃったんだから。ゴンも俺も。」
『俺は元から知ってたけど。』
キル「教えたこと後悔してやめるんなら、別の誰かに教わるか、自分で覚えるかするだけ。責任感じることないよ。
俺の兄貴もヒソカも、念の使い手だったんだから、いずれ俺もゴンも、念に辿り着いていた。
Aが知ってたんだから、尚更。いつも一緒に行動してるしな。少しでもボロを出せば、俺が問い詰めたさ。」
キルアは階段を下りようとするが、途中でウイングさんの言葉に、足を止めて振り返った。
ウイング「わかりました。途中で降りる気はありませんよ。むしろ伝えたいことが山ほどありますから。
ズシが宿で待っています。君も一緒に修行するといいでしょう。」
329人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あきら - 続きが、読見たいんですが!? (2023年1月2日 1時) (レス) @page45 id: b14832a7b1 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - あみさん» ありがとうございます…!更新頻度を少しでも上げられるように頑張らせていただきますので、よろしくお願いします。 (2020年5月23日 13時) (レス) id: 21ea8bdee9 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - Akaneさん» コメントありがとうございます!頑張らせていただきます() (2020年5月23日 13時) (レス) id: 21ea8bdee9 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 詩来セイさん» こちらもしばらくスマホ使えなくて、更新も返信も出来なかった…(泣)復活したら、また一緒に頑張ろう!! (2020年5月23日 13時) (レス) id: 21ea8bdee9 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます…!とても励みになります…!! (2020年5月23日 13時) (レス) id: 21ea8bdee9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れん | 作成日時:2019年2月21日 20時