【H×H】大好きな世界に転生したら最強な美少女になったようです。〔４〕

157.念能力で初試合 ページ7

《さあ、今日は大注目の1戦です！まずは、家畜の勢いで勝ち上がって参りました、ゴン選手が、早くも登場でーす！！》

《対するギド選手は、ここまで5戦して、4勝1敗とまずまずな成績を残しています。》


ゴンは、事前にウイングさんに言われた内容を思い出す。


ウイング「いいですか、ゴンくん、キルアくん。纏はあくまでも防御が主体で、攻撃力が上がるわけではありません。それに防御力が上がると言っても、殴られれば痛いし怪我もします。
相手が強い念の使い手ならば、君たちの纏を軽々と突き破って、致命傷を与えることも可能です。
ですから戦うのは2ヶ月我慢してください。その間に、できる限りのことは教えましょう。」


ゴン「(ごめんなさい、ウィングさん。どうしても今、戦ってみたいんだ！！)」



その頃ウイングさんは、ズシと共に、その様子をテレビで見ていた。


ウイング「やれやれ、困った子だなぁ。」


審判「それでは、始め！！！」


始まってすぐ、ギドは駒を出した。


《出ましたー！！！ギド選手の舞闘独楽(ぶとうごま)！！多数の駒を自在に操り、敵を攻撃するという、彼独特なスタイルです！！》


ギド「行くぜ、戦闘円舞曲(たたかいのワルツ)！！」

ゴンは目を凝らすが、後ろの駒に背中を打たれる。


審判「クリーンヒット！」


《おーっとゴン選手！いきなりクリーンヒット！！1ポイントを奪われました！！
これは厳しいスタートです！！》


ゴン「くっそぅ･･････！」


ギド「念を込められた駒はいつまでも回り続ける。」


その後も攻撃を受け続け、気が付けばもう9ポイントとられていた。

ここで、ゴンが纏を解く。
“絶”だ。


キル「ばっか野郎！！念の攻撃を無防備で受けちまったら、生身の体はひとたまりもないんだぞ！！！」


ゴンは、目を閉じた。


ゴン「････････････」


ギド「命がいらぬか小僧！
ならば望み通り死ぬんだなぁ！！」


ゴンはギドの攻撃を


････････････避けた。


その様子に、わっと驚く観客たち。

遠くから見ていたヒソカも、肩をふるわせて喜んでいる。というか、我慢している感じ？


どんどん駒の数は増えていくが、ゴンはかわす。

ギドも、駒を出し尽くして見ることしかできない。

ゴンが駒を避けようと上に飛ぶ。


キル「そっちはダメだ！！」


ゴン「っ！(逃げ場が、ない！！)」


ゴンは飛んできた駒を、右腕でガードした。

試合は、ギドの勝利で幕を閉じた。

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