【HUNTER×HUNTER】大好きな世界に転生したら最強な美少女になったようです。〔２〕 (ページ10)

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６０，いい感じなんだけどねページ10

ゴンとキルアは、その後もネテロさんからボールを奪おうと、何回もチャレンジしているが、未だ成功していない。

ちなみに、俺は疲れたって事で観戦。

ネテロさんが放り投げたボールを取ろうと、キルアが手を伸ばすと、キルアの顔面が、ネテロさんの頭にぶつかった。

キル「いっててて････････････」

顔面を押さえるキルア。

ネテロさんは、壁にはじかれて返ってきたボールを片手の人差し指の上で持ち、

ネテロ「これではらちがあかんのぉ。
２人いっぺんにかかってきてもいいぞよ？」

そのセリフを聞いたキルアは、顔を上げる。

キル「このーー！！！」

ゴン「よしっ、今度こそ！！」

キルアは怒り気味に、ゴンは、笑顔で参加した。

だが、見事にかわしていくネテロさん。

ゴン「(ネテロさん、息一つ切れてない。)」

ゴンがネテロさんに飛び込み、少し離れるとキルアが飛び込む。

それも避けられると、２人同時に入ったが、互いの頭をぶつけてしまう。

ゴン・キル「いたいっ！」

ネテロ「ほっほっほっほっほっほっ！」

ゴン「(正攻法じゃ、とても敵わないか。)」

ゴンは、何かを思いついたように、ネテロさんに飛び込んだ。

ネテロ「攻撃が単調になっとるぞー？っ！！」

ゴンはネテロさんの顔を蹴り上げ、その拍子に靴を脱いだ。

これにより、ネテロさんの手から、ボールが離れる。

気付けば後ろにはキルアが。

キルアに蹴り飛ばされ、地面と平行に飛ぶネテロさん。

キル「チャンス！」

そう言って、手を伸ばすが、ネテロさんの足により、妨害。

ネテロさんがボールへと手を伸ばすが、ゴンの靴により、ボールと、ネテロさんとの距離が離れた。

ネテロ「なにっ！？小癪な！！」

ネテロさんの左右を通り抜け、ボールへと手を伸ばす、ゴンとキルア。

ゴン・キル「もらったー！！」

ここでネテロさん、少し本気モードに突入。

すごいスピードで２人を追い越し、ボールを手にした。

それにより、弾き飛ばされた２人。

キルアは、憎しみのような、悔しさのような、怒りのような、そんな感情の入り交じった目で、ネテロさんのことを見る。

ネテロ「努力賞、と言ったところじゃのぉ。」

ゴンは笑顔になる。

ゴン「すごい、ネテロさん！すごいよ！！」

視線の先には、黒く焦げた痕のある床。

キルアは立ち上がる。

キル「やーめた。」