【HUNTER×HUNTER】大好きな世界に転生したら最強な美少女になったようです。〔２〕 (ページ6)

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５６，キルアの家族ページ6

「厨房に入ってくんじゃねぇ！食堂で食え！食堂で！！」

そう言って、料理人のおじさんに、厨房から出された俺とゴンとキルア。

ゴン「うわ！」

キル「いって･･････！」

『ぐへっ！』

俺とキルアとゴンが飛行船の廊下を歩いていると、キルアが何かに気付いたようだ。

キル「うわ！すっげぇ！！見ろよ、ゴン、A！」

ゴン「ん？何々！？」

『お♪』

ゴンは、楽しそうに窓に駆け寄る。
そこから、下を眺めた。

下は、夜の町。
とても綺麗だった。

ゴン「うわぁー！宝石みたいだねー！」

キル「あぁ！」

２人とも、楽しそうに窓から外を覗いている。

ゴン「ねぇ、キルアのさぁ･･････。」

キル「んー？」

ゴン「キルアの、お父さんとお母さんは？」

ゴンは、窓の外を向いたまま、キルアに問う。

キル「んー、生きてるよ、多分。」

ゴン「何してる人？」

キル「殺人鬼」

キルアの方を見る、ゴン。

ゴン「えっ、両方とも？」

キルアも、ゴンの方を向いた。

キル「ふっ、そこかよ！あはははっ！ホント面白ぇな、お前！」

ゴン「えぇ？」

キルアとゴンは、窓際の椅子に腰掛けた。
ついでに、俺も。

キル「マジ面でそんなこと聞き返してきたの、お前が初めてだぜ？」

キルアは、窓辺に頬杖をつきながら笑顔で言う。

ゴン「だって、本当なんでしょ？」

キルア、マジ顔になる。

キル「何で、そう思うの？」

ゴン「なんとなく。」

ゴンも、マジ顔で返した。

キル「おっかしーなー、どこまでが本気かわからないって言うのが、俺のチャームポイントだったのに。」

『ええ！何それ可愛い！』

キル「A、雰囲気壊すの得意だよな。」

え、褒められた！？←馬鹿です

ゴン「ふーん」

キル「俺ん家、暗殺家業なんだよね。
家族ぜーんぶ。
で、そんなかでも俺、すっごく期待されててさ。
でもさ、俺嫌なんだよね。人にレール敷かれる人生ってやつ？
自分の人生は自分で決めるって言ったら、親、兄弟キレまくりでさぁ！
母親なんか、俺がいかに人殺しとして素質があるかとか、涙ながらに力説するんだぜ？」

ゴン「アハッハハハハ･･････」

ゴンは苦笑いしている。

キル「ひっでー親だろ？
グレるぜ？普通。
結局喧嘩になって、母親の顔面と、兄貴の脇腹刺して、家をおん出てやった。」

キルアは探偵のように、顎に手を当あて、キメ顔だ。
格好可愛い！

キル「今ごろきっと血眼さ、来たら速攻返り討ちだけど。」

ゴン「アハハ･･････」