【HUNTER×HUNTER】大好きな世界に転生したら最強な美少女になったようです。〔２〕 (ページ45)

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９５，逆戻りページ45

イルミ「ゴンのそばにいれば、いつかお前は彼を殺したくなるよ？」

キルアは、拳を握りしめた。

イルミ「殺せるか、殺せないか、試したくなる。なぜなら、お前は根っからの、人殺しだから。」

キルアの瞳が大きく開いている。

キル「････････････！！」

場の雰囲気が、一瞬にして元に戻ってしまった。

レオリオが、少し前に出ると、試験官の人が来た。

「先程も申し上げましたが──」

レオ「あぁ、わかってるよ！
キルア！お前の兄貴かなんか知らねぇが、言わせてもらうぜ！
そいつは、馬鹿野郎でクソ野郎だ。聞く耳持つな！
いつもの調子でさっさとぶっ飛ばして合格しちまえ！！
ゴンと友だちになりたいだと？寝ぼけんな！！」

レオリオは、キルアのことを指さす。

レオ「とっくにお前ら、だち同士だろうがよ！！」

キル「っ！」

イルミ「え？」

レオ「少なくともゴンはそう思ってるはずだぜ！」

イルミ「そうなの？」

レオ「あったりめぇだバカー！！」

イルミは、口に手を当て、考える素振りを見せる。

イルミ「そうか、参ったな。あっちはもう友だちのつもりなのか。

よし、ゴンを殺そう！」

表情１つ変えずに告げたイルミの言葉に、キルアはまた顔を暗く染める。

キル「････っ！！」

『あれ？』

それを聞いた他の人たちも、顔をしかめた。

ヒソカはあまり表情に出していなかったが、いいカオはしていない。

イルミ「殺し屋に友だちなんていらない。邪魔なだけだから。」

針を構えて、そう言うイルミ。

『ねぇ、俺はどういう立場？』

イルミ「Aは特別だよ。」

イルミはそう言って、キルアと反対の方向を向き、歩き出した。

イルミ「彼はどこに居るの？」

イルミの言葉に、目を見開いたまま、顔を上げ、イルミを見たキルア。

「ちょっと待ってください！まだ試合は･････っ！」

近寄ってきた試験官は、イルミの針を刺された。

イルミ「どこ？」

「隣の、控え室に････！！」

めきめきめきと、顔が変形していってる。
エグい。

イルミ「どうも。」

試験官は、その場にうずくまった。

歩みを進めるイルミ。

イルミ「ん？」

クラピカ、レオリオ、ハンゾーが、拒む。

イルミ「困ったなー。仕事の関係上、俺は資格が必要なんだけどなー。
ここで彼らを殺しちゃったら、俺が落ちて、自動的にキルが合格しちゃうねぇ。

あぁ、いけない。それはゴンを殺っても一緒かぁ。
うーん、あ、そうだ！

まず合格してからゴンを殺そう！」