【HUNTER×HUNTER】大好きな世界に転生したら最強な美少女になったようです。〔２〕 (ページ41)

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９１，うむ、ゴンだ。ページ41

キル「････････････」

クラピカとレオリオは、さっき、一瞬でも緩まった空気のおかげで、まだ我慢ができそうだ。

ハン「何故だ？たった一言だぜ･･････？
それで、来年また挑戦すればいいじゃねぇか。

命よりも意地が大切だってのか！！そんなことでくたばって、本当に満足か！！！！」

ゴンはただ真っ直ぐ、ハンゾーを見つめる。

ゴン「親父に会いに行くんだ。」

キルア、クラピカ、レオリオは少し、動揺の様子を見せた。

ハン「親父･･････？」

ゴン「親父はハンターをしている。だから俺も、親父みたいなハンターになって、親父に会うんだ！！」

ゴンの目は、真っ直ぐ前を見ている。

ゴン「いつか、会えると信じてる。」

ハンゾーは、動揺した。

ゴン「でも、俺がここで諦めたら、一生会えない気がする。」

ゴンの血が一滴、床に滴る音が響く。

ゴン「だから、引かない。」

ハン「･･････引かなきゃ、死ぬんだぜ･･････？」

そう言って、ナイフを少し、ゴンに押しつけた。

ゴンはそれでも、真っ直ぐにハンゾーを見つめる。

ハン「(理屈じゃ、ねぇんだな。)」

ハンゾーはゴンからナイフを放し、仕舞った。

ハン「参った。俺の負けだ。」

ゴン「････････････！」

クラ・レオ・キル「･･････っ！」

『ゴン･･････ハンゾー････････････』

ハン「俺には、お前を殺せねぇ。
かといって、お前に参ったと言わせる術も思いつかねぇ。
俺は負け上がりで、次に賭ける！」

ゴン「･････そんなの、ダメだよ。
････････････ずるい！！
ちゃんと２人でどうやって勝負するか、決めようよ！」

ハン「ふん、言うと思ったぜ。」

去ろうとしていたハンゾーが、ゴンの方へ戻ってきた。

ハン「馬鹿かおめェー！お前はどんな勝負したって、参ったなんて言わねーよー！！」

ゴン「だからってこんな風に勝っても全然嬉しくないよ！！」

ハン「じゃあどうすんだよ！」

ゴン「それを一緒に考えようよ！！」

ハン「････････････要するにだ。
俺はもう負ける気満々だが？もう一度勝つつもりで勝負をしろと？
そのうえで、お前が気持ちよーく勝てるような勝負方法を一緒に考えろと。
こういうことか？」

ゴンは笑顔でうなずく。

ゴン「うん！」

ハン「アホかー！！」

ゴンはハンゾーに殴り飛ばされた。

そして、気絶。