【HUNTER×HUNTER】大好きな世界に転生したら最強な美少女になったようです。〔２〕 (ページ40)

今日:25 hit、昨日:5 hit、合計:186,033 hit

９０，さすがだな。ページ40

ハン「っと！わざと蹴られてやったわけだが･･････？」

ハンゾーの顔は、鼻血や汚れでぐしゃぐしゃだ。

レオ「嘘つけー！！！！」

レオリオが叫ぶ。

ハンゾーは、自らの顔を、腕で拭った。

ハン「わかってねーぜ、お前。
俺は、忠告してるんじゃない。命令してるんだぜー。
俺の命令が、わかりにくかったか？
もう少しわかりやすく言ってやる。」

そう言いながら、右手の甲より、ナイフを取り出したハンゾー。

ハン「足を切り落とす。２度とつかないように。」

ハンゾーは、ナイフを振った。

ハン「取り返しのつかない傷口を見れば、お前もわかるだろう。
だがその前に、最後の頼みだ。

参ったと言ってくれ。」

ハンゾーの顔には、黒い笑みが浮かび上がる。

ゴン「それは困る！！」

会場内にいた人たちが、唖然とした。
ハンゾーでさえも。

ゴン「足を切られちゃうのは嫌だ！でも、降参するのも嫌だ！
だから、もっと別の方法で戦おう！」

ハン「な、てめェー！！
自分の立場わかってんのかー！！！」

口をあんぐりと開けた状態のレオリオ。

ヒソカとボドロに至っては、笑い始めた。

ハン「勝手に進行してんじゃねーよ！舐めてんのかァ！？
その足マジでたたっ切るぜこらァー！！」

ゴン「それでも俺は、参ったとは言わない。」

ハン「なぁ････････････っ！！」

ゴン「それに、そしたら血がいっぱい出て、俺は死んじゃうよ？
その場合、失格するのはそっちの方だよね？」

ゴンがハンゾー越しにマスタさんに問う。

マス「あぁ、はい。」

ゴン「ほらねー？それじゃあお互い困るでしょー？
だから、考えようよ。」

ハンゾーは、悔しさをそのまま顔に表している。

クラ「もう、大丈夫だ。
完全に、ゴンのペースだ･･････。」

クラピカは、苦笑気味に言う。

レオ「なんちゅーワガママだ。」

レオリオも、若干呆れている風だ。

クラ「ハンゾーも我々も、全部巻き込んでしまっている。」

『さすがゴンだね。あの緊迫した状況を、一瞬でこんな･･･････････････』

キルアはその様子に不満を持っているようだが。

ハンゾーが、ナイフをゴンの額にあてる。そこからは、血が流れてきた。

ハン「やっぱりお前はなんにもわかっちゃいねぇ。
死んだら、次もクソもないんだぜ？
片や、俺はここでお前を死なしちまっても、来年またチャレンジすればいいだけの話だ。

俺とお前は、対等じゃねーんだ！！」

あと少し、ゴン、頑張って。