【HUNTER×HUNTER】大好きな世界に転生したら最強な美少女になったようです。〔２〕 (ページ38)

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８８，勇姿ページ38

ハン「さて、普通の決闘なら、これで勝負ありなんだがな。
ほれ、目ぇ覚ましな。」

ゴン「くぁっ･･････！！」

ハン「気分最悪だろ、脳みそがぐるぐる揺れるように打ったからな。
わかったろ？差は力前だ。早いとこギブアップしちゃいな。」

ゴン「いや･･････だっ！！」

ハンゾーは、ゴンの頭を手刀で殴った。

ゴン「くっ････････････！！」

ハン「よーく考えな。
今なら、次の試合に支障は少ない。意地張ってもいいことなんか、１つも無いぜ？
さっさと言っちまいな。」

ゴン「････････････っ！ダメだ言うもんか！！」

ゴンはまた、ハンゾーに殴られる。

レオリオは目を逸らし、クラピカは顔をしかめる。

ハン「言え。」

ゴンが立ち上がると、ハンゾーはゴンの腹を、拳で殴った。

それにより、ゴンはまた、屈んだ。

レオ「ゴン！！無理はよせ！！次があるんだぞ！！！ここは！！」

クラ「レオリオ！」

クラピカが、レオリオの言葉を遮る。

クラ「お前がゴンの立場だったら言えるか？」

レオ「死んでも言うかよ！！･･････っ、偉そうにしやがって･･････！！！」

クラ「じゃあゴンも同じだ･･････！」

レオ「わかってる！わかってるよ！！
だが、ここは参ったっつうしか無いだろ！！！」

クラ「矛盾だらけだが、気持ちはよくわかる･･････！」

メンチ「ったく、会長の性格の悪さときたら、私たちの比じゃ無いわよ。」

ブハラ「どういうこと？」

メンチ「気軽に参ったと言える奴が、ここまで残れるわけが無いじゃないの。」

ブハラ「確かに。」

その間も、ゴンは殴られまくっている。

メンチ「一風変わったどころか、とんでもない決闘システムだわ。
あの子ヤバいわよ。」

会場内に鳴り響く、ハンゾーがゴンを殴る音。

レオリオとクラピカは、怒りを何とか抑えている様子だ。

会場の床は、血で汚れている。

ポッ「もう、３時間だぜ･･････」

ボド「もう、血反吐も出なくなっておるぞ。」

ハン「起きろ。」

レオ「っ、いい加減にしやがれ！ぶっ殺してやるぞてめぇ！！俺が代わりに相手してやるぜ！！」

ハン「見るに堪えないなら消えろよ。これからもっとひどくなるぜ。」

レオ「なんだとーっ！！！」

試験官たちが、レオリオの前へと２人、やってきて、道を塞いだ。

マス「１対１の勝負に、他者は入れません。
仮に、この状況で貴方が手を出せば、失格になるのはゴン選手ですよ！！」