【HUNTER×HUNTER】大好きな世界に転生したら最強な美少女になったようです。〔２〕 (ページ18)

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６８，第三次試験会場到着ページ18

飛行船から全員降りたことを確認すると、ビーンズさんが説明を始める。

ビーンズ「あーおほん、皆様、三次試験のスタート地点はここ、トリックタワーと呼ばれる塔の、てっぺんとなります。」

「トリックタワー？」

ビーンズ「合格条件は、この塔を生きて下まで下りてくること。
制限時間は、７２時間です。

それでは、これより三次試験を開始致します。
皆様の健闘を、お祈りします。」

この様子を、三次試験の試験官はモニター越しに見ているんだよね。

《皆さーん、頑張ってくださいねー！》

と、飛行船から応援の声が。

俺たちは塔の下を覗く。

レオ「まさか、ここを下りろってのか？」

クラ「自分を殺す行為に等しいな。」

『もしかしたら───』

「ふん、普通の人間ならな。」

俺の言葉は、８６番のロッククライマーによって遮られた。

この作中のモブキャラは、俺の言葉を遮るのが本当に好きだねぇ？

途中途中、割とメインに近いキャラだけど。

俺の言葉を遮った、８６番のロッククライマーが壁を伝って下りていく。

ゴン「すっげー、どんどん下りてく。」

『ま、どうなるのか･･････。』

そのセリフの直後、飛んできた鳥みたいな、よくわからない生き物によって、連れ去られた。

レオ「か、壁を使って下りて行くのは、無理みてぇだな。」

クラ「あぁ･･････。」

『この世に不満を持っている人なら、オススメだけど♪』

クラ「････････････」

うぅ、そんな冷たい目で見ないでぇ･･･！

俺は助けを求めて、ゴンとキルアの方に駆け寄った。

キル「お前、めんどくせーな。」

ゴン「よしよし。」

キルアには呆れた目で見られ、ゴンは、苦笑いを浮かべながら、俺の頭を撫でてくれている。

『おいキルア！俺は１０歳なんだぞ！
キルアよりも年下なんだぞー！！』

カルトくんと同い年なんだぞー！までは言わなかった。

言いそうになったけど。

キル「はいはい。なぁゴン。」

ゴン「うん。」

急に真面目な顔で、辺りを見回すゴンとキルア。

すると視界に映った、床の下に落ちていく人。

ゴン「ねぇ、あそこの人、今、落ちたよね？」

キル「あぁ、確認してみるか。」

２人は、さっき人が落ちた床に、駆け寄った。
俺も続く。

石畳をゴンが叩くが、ビクともしない。

『１人落ちたら、もうそこの床、隠し扉は機能しないないんだね。』

２人がうなずく。

ゴンとキルアが、まだ開く床を探し始めた。
俺も、それに加わる。

見ーつけた。