【HUNTER×HUNTER】大好きな世界に転生したら最強な美少女になったようです。〔２〕 (ページ17)

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６７，ゴンって、結構努力家。ページ17

あの後も、ゴンはネテロさんとゲームを続けた。

俺は途中、所々寝落ちしちゃったから覚えてないけど、相当な時間が経っていたのは確かだろう。

目を開けると、ゴンがネテロさんの腹に、頭突きをしていた。

１発目はネテロさんの腹に入るが、

ゴン「いってぇ～！もうちっちょ！」

ネテロさんは少し考える素振りを見せた後、ゴンの背中に右手をつき、それを避けた。

ゴンは勢いのまま、壁にぶつかる。

『あ～らおどろき。』

俺ってば、結構寝てたんだな。

少しの間、動かないゴン。

ネテロ「はっ、死んでる･･････？」

ゴン「いひっ」

座り直したゴン。
可愛すぎる･･････。

ネテロ「？」

ゴン「今、右手使ったでしょ。」

ネテロ「･･････！！」

ネテロさんは、自らの右手を見て、そのあと、再びゴンを見る。

ゴンは、すっごく嬉しそうだ。

ゴン「くあー！！やったー！！ひゃっほーー！」

そのまま倒れたゴン。
そして、大口を開けていびきをかき始める。

それを見て、自然と微笑むネテロさん。
ネテロさん、そんな顔もするのか。

チラッと時計を確認すると、午前４時２０分。

ネテロさんが、機長に電話を掛け、ゆっくり飛んでくれと頼んでいた。

優しいな。

ネテロ「ところで、お主もやるかの？」

『いや、遠慮しときます。』

ネテロ「そうか。なら、その少年は、お主に任せるわい。頼んだぞー。」

そう言って、部屋から出ていったネテロさん。

『さて、ちょいと失礼。』

ネテロさんの気配が、かなり遠くなったことを確認すると、俺はゴンの額に手を置き、“癒やしの歌(ヒーリング)”を発動。

心なしか、ゴンの表情が緩まったように見える。
元からかなりの笑顔だけど。

そんじゃ、俺も寝るかー！

俺はゴンに、具現化で出した毛布を掛け、その隣で寝た。

俺、具現化系等もいけるからね。

他にも色々と･･･････････ｽﾔｧ。

数時間後に目を覚ますと、隣を確認する。
ゴンはまだ寝ていたようだが、

「皆様、大変長らくお待たせしました。
この飛行船は、まもなく目的地に到着致します。」

と言う放送が入り、目を覚ました。
ゴンはバッと起き上がり、俺の存在には気付いていないように、窓から外を覗く。

ゴン「うわぁ～！アレが次の試験会場か！」

そこに見えるのは、高い塔。

『おはよ。』

俺が声をかけると、

ゴン「あっ、Aいたんだ！
全然気付かなかったよー！」

本当に気付いていなかった、ゴンであった。