【HUNTER×HUNTER】大好きな世界に転生したら最強な美少女になったようです。〔２〕 (ページ15)

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６５，ネテロside〔４〕ページ15

４０５番と９９番の少年は、その後もわしからボールを奪おうと、何回もチャレンジしているが、未だ成功していない。

８３番の少年は疲れたって事で観戦しとるしの。

わしが放り投げたボールを取ろうと、９９番の少年が手を伸ばすと、少年の顔面が、わしの頭にぶつかった。

キル「いっててて････････････」

顔面を押さえる少年。

わしは、壁にはじかれて返ってきたボールを片手の人差し指の上で持ち、

ネテロ「これではらちがあかんのぉ。
２人いっぺんにかかってきてもいいぞよ？」

そのセリフを聞いた９９番の少年は、顔を上げる。

キル「このーー！！！」

ゴン「よしっ、今度こそ！！」

９９番の少年は怒り気味に、４０５番の少年は、笑顔で参加してきた。

ゴン「････････････」

４０５番の少年がわしに飛び込み、少し離れると９９番の少年が飛び込む。

それも避けると、２人同時に入ったが、頭をぶつけた。

ゴン・キル「いたいっ！」

ネテロ「ほっほっほっほっほっほっ！」

ゴン「････････････」

４０５番の少年は、何かを思いついたように、わしに飛び込んできた。

ネテロ「攻撃が単調になっとるぞー？っ！！」

なんと、彼はわしの顔を、靴を脱いで蹴りおった。

これにより、わしの手から、ボールが離れる。

ネテロ「(靴を脱ぎ、蹴りの間合いをのばしおるとはっ！！っ！？)」

気付けば後ろには９９番の少年が。

９９番の少年に蹴り飛ばされ、地面と平行に飛ぶ。

キル「チャンス！」

そう言って、９９番の少年は手を伸ばすが、わしが妨害。

すかさずわしがボールへと手を伸ばすが、４０５番の少年の靴により、ボールと、わしとの距離が離れた。

ネテロ「なにっ！？小癪な！！」

わしの左右を通り抜け、ボールへと手を伸ばす、２人の少年。

ゴン・キル「もらったー！！」

ここでわし、少し本気モードに突入。

スピードを出してで２人を追い越し、ボールを手にした。

それにより、弾き飛ばされた２人の少年。

９９番の少年は、憎しみのような、悔しさのような、怒りのような、そんな感情の入り交じった目で、わしのことを見る。

ネテロ「努力賞、と言ったところじゃのぉ。」

４０５番の少年は笑顔になる。

ゴン「すごい、ネテロさん！すごいよ！！」

視線の先には、黒く焦げた痕のある床。

９９番の少年は立ち上がる。

キル「やーめた。」